泣き虫男子とドSな後輩＊NL

いえ......、先輩が悪い訳じゃないですから
(そう、悪いのはたまたま通りかかった担任の方だ。クラスの人に見られるよりかはマシ立ったけど、明日釘を刺しておこう。そう考えていれば、もう家はすぐ近くで)

(/あ、誤字発見マシ立ったではなく、マシだった、が正しいです)

そう…言ってもらえると助かる
(思っていたような反応が帰ってこず苦笑いしながら言葉を返し、「そういえば海原の家ってどの辺りなんだ？」と突然思い出したように問いかけ。)

あー......あの辺です
(あと5分もあれば、家に着くだろう。そう思っていれば突然目隠しをされ、吃驚して振り向けば、幼馴染みの姿。「え、来てたの!?」と嬉しそうにして)

こんばんは
(相手の嬉しそうな姿に嬉しいような微妙な感情をもつがそれはそれと意識を切り替えると相手の幼馴染みにぺこ、と頭を下げて)

(幼馴染みもこんばんは、と頭を下げ。幼馴染みだ、と相手に紹介しようとするも、幼馴染みの方が数秒はやく「琉衣の彼氏の翔です」とありえない自己紹介をされ「嘘はつかないでっ!」と頬を膨らませて怒り)

そ、そうなんだ
(一瞬顔を嫌そうに歪めるが嘘、と言う言葉が聞こえると安堵したように表情を戻せば一言上記を返し、「海原の部活の先輩の遠藤灯です。よろしく」と笑顔で述べて)

(翔は先輩なんだ、と相手を見て。「へぇ、琉衣の彼氏ですか?」なんて平気で訊ねているからか「ほら、ちゃんと自己紹介!」と。「改めて、琉衣の幼馴染みの翔です」と普通に言ってくれたため安心し)

かれっ…！？
(相手の発言を聞くと顔を真っ赤にそめて吹き出せば口元を押さえるようにして、口元から手を離すと「翔君ね、よろしく」と笑顔を見せて)

(琉衣に声が届かないようなところまで相手を引っ張っていき、「琉衣の事、好きなんですね。...応援します、頑張って下さい」と。やはり幼馴染みには幸せになってほしいのか、何時ものおちゃらけた口調ではなく真剣で)

(/琉衣、って名前が出てる時は翔サイドです、すみません←20日～テスト週間のため、3週間ほど来られなくなると思います)

な…あ、ありがとう…
(相手に好きということを指摘されれば恥ずかしそうに一瞬身構えるが相手の真剣さに解けば僅かに微笑んで)

(/了解しました！待っておりますー！)

おーい翔、まだ～ ?
(相手は先輩なのに引き留めてるし、更にまた話し始めてしまった。こんなのただの迷惑じゃないかと思い、相手と翔を呼び)

(/ただいまですー!)

ごめんな…待たせた
(翔と一緒に相手の元へと戻っているが顔から熱は抜けきっておらずまだ少し赤いままで)

いや......そんなに待ってないですよ
(翔になら遅い!と文句をつけられるものの、流石に先輩にまで文句をつけようと思わず上記、「それより時間、大丈夫ですか?」と)

あ…時間か…んー…そろそろ帰るよ
(相手に時間を聞かれ困ったように時計を見ると考え込むように声をあげて、まだ帰るような時間でもないが、相手を家まで送ったし、と考えれば帰ることを告げて)

そうですか...
(相手の言葉に、「今日は有り難う御座いました。さようなら」とお辞儀を市。翔は「また来て下さいね～」なんて笑っており)

ん、じゃあな
(笑顔になりながら上記を述べると学校からこちらへ向かってきた道を戻っていき)

あんなこと言ってたけど...遠回りじゃないですか......
(相手を見送りながら、その背中に向かって呟き)

(次の日、昨日のことをすっかり忘れたかのように楽しそうに笑顔で委員会が始まるため、保健室へと訪れて)

あ、先輩。こんにちは
(保健室で先生が忙しいため手当てをしていると相手が現れ。手は離せないが、挨拶はすべきだと思い上記)