鶴丸国永 2015-03-14 21:44:00 |
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>三日月
…いや、……君は俺と兄弟になりたいのかい?その当たり前が分からない者も中にはいるけどなぁ。…そう言われるとどうも嘘に聞こえるから驚きだな!泣きやすい子もいるから気を付けろよ?まぁ文字通り痛い目をみたいなら止めないが。
(兄弟同然、そう言われれば確かにそう思えるかもしれないと思うも何故か素直に頷くことは出来ず、内に渦巻くは嫌という感情。何が嫌なのか分からないまま閉口してしまい暫く目を彷徨わせた後静かに述べ。相手が頬を擦るのを何をするでもなくただ眺めていたも途中で違和感を感じ上体ごと顔を寄せ、その違和感の正体に気付いた途端片手を相手の手ごと覆うようにして頬に触れその熱さを認識すれば「これは擦りすぎかい?それとも…、なら君も可愛いところあるじゃないか」と口角をつりあげ笑みながら全は言わずに顔を離し相手の頬からも手を外して。額を小突かれるとすまんすまん、と軽い調子で謝りながらも顔は楽しげに笑っており。あまりにさらりと言われたことに目を瞬かせ「…百年前も君の隣にいられた覚えはないがそうだなぁ、これからはいられればいい」と己のこれまでの経緯を思い描きながら真面目に返しつつ最後にはほんの少し本音を込め。先程とはがらりと異なり真剣な態度で返ってきた言葉を聞き軽率に肯定したことを少しだけ後悔しながら「こりゃあまいった、まさか本気だったとは驚いた!…俺が君を手入れしても効果はあるのか」と先刻浮かんだ疑問を率直に問いかけるように呟き。「おいおい忘れるなよ、ははは!すまんすまん、君の頬は柔らかくてなぁ」拒否の言葉を言われてようやく手を止め、頬を緩め止めていた手を動かし両手で挟むように軽く押しながら同時に頬の感触を楽しんでおり、ただいくら相手の口元が緩んでいようが止められたことを続ける気は起きず名残惜しげに数度頬を揉んでからそっと手を離し。自信ありげな表情に口をへの字に曲げ「そんな断言できる程とは…何か悔しいな、俺は断言出来る程君のことを知っていないというのに。いや普通だ!だってこんな顔見せられるわけないだろ!」と口を尖らせ不満げな声色で呟きつつ、相手の視界を遮る手は既に外してしまった後、己の顔を隠すものはなく視線を右往左往させるだけの抵抗しか出来ずにいて。「は……っ!?ちょ、おい三日月…!」眉を寄せ口を開こうとしたところで相手の口から出てきた己の名前に思わず動きを止めてしまい、その後はあっという間に事が進み背中に少しの衝撃と変わる視界、目を丸く見開き呆然と声が出ないまま言いかえそうと考えていた言葉も頭からすっぽり抜け落ちてしまっていて。己の視界には相手の顔と天井、そこでようやく押し倒されたのだと理解出来れば慌てて抜け出そうと手を動かし困惑しきった目で相手を見て)
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