宙ﾉ翼｡　　(非募集)　

あ、こんにちわ。お仕事のお手伝いに来ました。
（何度己に言い聞かせていたのだろうか、そうこうしているうちに玄関の扉が開く音が聞こえて視線をそちらのほうに向けると休日だからかラフな私服姿で出てきた己の上司にの当然の問いかけにとりえず挨拶をしてからなぜ来たのかその理由を簡潔に述べて、「はい、じゃあお邪魔しますね。」帰れ等と門前払いをくらわなくてよかったとほっとしたような表情でゆるりと少し口角を上げて微笑みを浮かべると相手の誘導に乗るように玄関の扉をくぐり靴を脱ぎ玄関を上がると礼儀作法はしっかりしているのか己が脱いだ靴のつま先が玄関に向くように揃えておくとリビングへと向かう相手についていくようにリビングへ入り、興味深そうにきょろきょろと周囲を見回す、その手には買い物帰りであろう買い物袋と仕事用で使っている黒い手提げ鞄が握られていて）

（そ、そうですか？そうってくれて嬉しいです。
はい。まぁ。どちらが落ちてもハッピーエンドになりそうな気はしますけれどね！）