現代妖怪物語絵巻【3L/指定有】

【鳳高校 裏階段】
＞氷筍

まあ、そうだろうなあ…。そうでなきゃ張り合いがねぇしな、
(振り返った先、眼前の相手の言葉に一笑、そうだな、と相槌をうち。背後で再度階段に腰を下ろす相手の様子を視界の端に捉え。悪戯な笑みを浮かべる相手に釣られる様己の口角も上がり自然と正しく鬼を思わせる様な鋭い犬歯が覗いて。永らく感じ得る事の無かった『平和』が糸も容易く崩れ去るのは残念でもあるが、妖怪と云うもの、やはり根には闘争本能とやらが居座っているらしく未だ衰える事は無く此からの日々に良くも悪くも期待してしまう事は仕方のない事で。元々御世辞にも穏やかでは無かった自らの気性は熟知していてもどうにも南征北伐は多少なりとも覚悟の上で、まだ見ぬ妖怪達に思考巡らせては、まるで暴れることを予兆している様に両の拳を鳴らして)

(/わあ、有難うございます。美聖ちゃんの背後様が心の広い方でよかったです笑←)