すみれ 2015-03-10 23:49:11 |
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親の期待に応えなくても大丈夫、というような事を言うと無責任と言われてしまうかもしれないけれど、私は応えなくても良いと思う。無理して応えてると、きっと壊れちゃうよ。応えようって思ってると、親に何も言えなくなっちゃうよ。辛いとか苦しいとか、きっと言えなくなっちゃうよ。
私も兄弟ではないけれど、親戚の子と比べられてた時があった。同じ様に小学生の頃で、学年も親戚のこの方が上なのにテストの点数を比較されてた。「○○とは大違いね」「お前は出来る子だ、○○とは違って。」って毎日そんなような言葉をかけられていたように思う。だから多分無意識のうちにその親戚の子の事を見下してたように思う。テストでも良い点数が取れて、最初の頃は皆褒めてくれた。でも時間が経って皆それが当たり前になっちゃって褒めてくれなかった。褒められるのが嬉しくてやってたのに、褒めてくれなくなって、やる気が段々無くなっていった。それでもテストはなんとなくやって良い点数を取ってた。
そのまま中学に入ったら、凄く大変だった。下だと思ってた子には抜かされたし、仲良くしていた同じくらいのレベルの子もどんどん先に行っておいてかれたような気持ちになった。親だけじゃなくて、親戚にももの凄く責められた。「何で出来ないの。」「あの時出来ていたのに。」「何で、何で」って責められた。あんなに褒めてくれたのに手の平を返されるのは凄く一瞬のことで、絶望した。頑張ろうと思っていた部活も辞めた、勉強にも集中できない。でもそんな事親に相談なんて出来なかった、責められたのを身体が覚えてるから。どんどん出来ない子になっていったし、親には「失望した」って言われた。
でも、何か考え方が変わる瞬間っていうのが人間にはあるらしくて、適当に選んだ高校に入学して、それで数日経って、「何やってるんだろうな」って振り返ってみて、何かもの凄く、自分も周りの大人も無責任な事したなって思うようになった。それで無性に悔しくて、ノートを買って勉強を始めた。最初は苦手な事から始めようと思って数学をやりはじめたけど、集中出来なくて30分で止めた。よく苦手な物は集中的にとか言うけどあれは嘘だと思う。だって、わざわざ嫌な物やるなんて集中出来ないに決まってる。だから好きだった国語とか日本史から始めたら少しは集中できた。おかげで数学は散々だけど他の教科でおぎなえて全体的に見たら平均的に取れてるぐらいになった。そしてここらへんになると文系理系が分かれることになるんだけど、文系を選べば数学が無くなった。じゃあ今までやってきた数学はなんだったの?ってくらい数学がない。苦手な教科が無くなれば必然的に点数の取れてた教科が目立ってきてあっという間に学年上位に食い込むようになった。ちょっと周りの人とは違う事を言うけど、高校生になったらこういうことがある。中学で皆で一緒にやったような数学が無くなる事がある。でもそれは中くらいの学校で、上位の高校に行こうとしたらきっと全教科しなければいけない。もしかしたら貴方の親は低い所に行くのを許さないかもしれない、でもトップの軍団のビリとそこそこの軍団のトップとどっちが良いかって考えたら私はそこそこの軍団のトップのほうが可能性があると思う。あくまでも生きているのは自分だし、学校に行くのも自分、上位の学校に行く辛さを分からない親の期待に応えて、何になるのかな。親が貴方の夢を確実に叶えてくれたりするのかな。まだ夢は定まっていないのかもしれないけど、夢を叶える為の手段は複数ある。良い会社の入るためとかじゃなくて、なりたいものになるための努力ならきっと、出来るはずだと思う。
長々と語った上に無責任な事言って申し訳ありませんでした、それでは失礼します。
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