わたしのとなりの彼。/非募集

ん、車出していいよ。(迎えの車に乗り込みマネージャーと話しながら今日の撮影場所まで向かい、その場所に着き降りてみると何処かの大学でスタッフが居ながらも徐々に周りに人が集まり始めて)

はぁはぁ…(走って大学につくと人集りが出来てるのに気付き、なんだろうと思い息を整えながら人集りに近づいて。マフラーあったかいなーと思っていて)

あはは、ありがとうございます。(周りのギャラリー達の黄色い声援に笑顔で答えてながら辺りを見回すと、ふと自分が持っていたマフラーと似ている物をしている人が目に付きよく見ると先程まで話していた相手で、それに気がつくとギャラリーに手を振るようにして相手へ小さく手を振り)

あ、そ…西嶋さんだ(小さい体で必死に見ようとすると、黄色い声を向けられている相手を見て先程まで話していた相手、自分がしているマフラーの持ち主がいることに気づき。手を振られると自分にしてくれたのかなと思いそうになったが、周りの子にしたんだと思ってニコニコしていて。)

(相手が此方に気付かないと少し寂しそうに笑ってしかしそれ以上は手を振らずにそのまま撮影に入り。それから暫くして休憩になり何か飲み物でも買おうかと校内へ足を運ぶも「これは、迷子になったかなぁ。」と初めてな上広い大学校内で苦笑を浮かべながら彷徨って)

(少し寂しそうに見える相手を見て首をかしげ、1限2限と講義が入っていたためバタバタとしていたがやっと講義も終わり。ご飯を食べようといつもの特等席の場所に向かって歩いているとどこかで見たことのある後姿を見つけ、最初は探検でもしてるのかと思ったが不安になり駆け足で近寄り)

ん？……あっ、佐山さん。(駆け足で近付いてくる相手に気付き笑顔で話し掛けて、「丁度いい所に来てくれた。自販機ってどこにある？」探しても見当たらないんだよねと付け加えはははっと笑いながら尋ねて)

ここでなにして…え？自販機？えっと……あ、あっちです(自販機の場所を聞かれてどこにあったかと考えていると、自分が来た方にあったと思い出してあっちと指をさして)