わたしのとなりの彼。/非募集

ありがとう、素直に嬉しいよ。じゃ、お言葉に甘えてタメ口で話そうかな。(一生懸命言ってくれる相手に軽く微笑みお礼を言って、相手が苦笑を浮かべると失礼なことを言ってしまったのだと少し慌て「いや、年齢より全然若いから…気を悪くしたならごめんね。」と申し訳なさそうに眉を下げて)

って言っても…ファンレターなどで言われてますよね。あ、はい！お願いします！(自分の言った事でどうにかなるとは思っていないので軽く笑いながら、頬を掻いて。「そ、そんな西嶋さんに若いと思ってもらえて嬉しいですよ！」申し訳なさそうにしてる相手を見ると慌てて手を胸の前で左右に振り)

人間誰しも直接言われた方が嬉しいよ。(勿論ファンレターだって嬉しいけどと付け加えふわりと笑って。「なら良かった…。あ、お隣さん何だし奏真でいいよ。業界の人ぐらいだしさ、芸名で呼ぶのは。」相手の言葉に一安心すると相手が自分を芸名で呼んでいることに気付きそう提案して)

そ、そうですよね…(相手のふわりとした笑顔にぽーっと見つめていて。やっぱりかっこいいなーと思ってへらりと笑い。「え、あ…奏真さん？」名字でしかも芸名でしか呼んだことがない相手のことを名前で呼ぶということに緊張していて)

うん。…あ、ごめん明日撮影入ってるからそろそろ失礼するね。(腕時計をちらりと確認すると随分と話し込んでいて他所の玄関先に申し訳ないと一言謝って。「そう。俺の周りはみんな奏真って呼んでるから、そう呼んでくれると嬉しい。」にこりと笑ってそう告げるとそれじゃと言ってその場を後にして)

あ、はい！えっとありがとうございました。(話に夢中になっていたが夜も遅いわけで近所迷惑になるなと思い小さな声でいろいろな意味を含めたお礼を言い。「わ、わかりました。奏真さんと呼ばさせていただきます！」ペコッとお辞儀をして、ドキドキしたーと小さくつぶやき部屋に戻り)

いいお隣さんで良かったなぁ。(玄関をしっかり施錠しついさっき話したお隣の人を思い浮かべ、初めての近所付き合いでもっと仲良くなれたらいいな、なんて考えながら就寝の準備をして、軽く台本に目を通してから眠りについて)

ふわぁ…西嶋さんがお隣さんとか嬉しすぎるー！(ベッドにダイブしてゴロゴロ転がり、テレビに映る相手を見てさっきまで話してたんだよねーと思うとにやけてしまい、時計を見ると遅いのに気付き肌の手入れをしてすぐに眠りにつき)

くしゅっ…あー、風邪引いたかな…。(朝、迎えの車が来るまでの間仕事の準備をしてしっかり火元の確認を済ませ玄関出ると、部屋の気温との温度差に身震いしマフラーに顔を埋めながら鍵を閉めていて)

ん、さむっ…(今日の大学の授業が１限目からで有る事をすっかり忘れていて、急いで準備をし忘れ物が無いかなどを確認していると時間もギリギリになってきてしまい。玄関を開けると外の寒さに思わず呟いて鍵をかけて行こうとすると鍵をかけてる相手に気づき)

あっ、お早う御座います。佐山さん。(相手の声に気付き隣を見れば目が合いふわりと微笑みながら話し掛けて。施錠を確認すると相手の方に歩いて行き)

お、おはようございます！(目が合うとかぁっと頬を赤くして。近づいてくる相手に慌てて、髪の毛などを気にしてしまい。朝から見られて幸せなのか拝むように手を合わせて)

俺を拝んでも何もいいこと起きないよ。(拝むような仕草をする相手に上記を言いながら、どうせ下まで降りるならと「下まで一緒に行こうか。」と相手の返事を聞く前にエレベーターを既に呼んでいて)

え、あ！す、すいません！(自然にやっていたことで言われると気づいて慌てて謝り、「は、はい！」嬉しそうに微笑んで一緒の空間に入れるということが幸せで、相手についていき)

いいよ、面白かったし。(くすくすと楽しそうに笑いながらエレベーターを待ち、「佐山さんは大学生？」と待っている間相手の服装を見て何となく予想しながら尋ねて)

それなら良かったです…(変な子に思われたかなと恥ずかしそうに下を見て、エレベーター早く来ないかなと思っていて。「はい！大学二年です！」ニコニコ笑っていると寒さにくしゃみをして)

２年生かー。いいな、大学生ってちょっと憧れる。(相手の返答を聞くと何だかどこか寂しそうに笑い、隣でくしゃみをする相手に「大丈夫？…よいしょ、これで少しはあったかいだろ。」とすっと自分のしていたマフラーを取り相手の首に巻いてやりエレベーターの扉が開くと中に乗り込んで)

奏真さんはずっと俳優やってますもんね(寂しそうに笑う相手を見てどうしたのだろうと首を傾げて、マフラーが首に巻かれるときょとんと一瞬固まり「え、わ、私は大丈夫ですから」嬉しかったが自分よりも相手の方が寒いだろうと思い、エレベーターの中に入ってマフラーを外し)

そう。友達とかとも中々遊べないんだよね。(尚も寂しそうな笑みを浮かべてまぁ仕方ないけどと付け加えて。「俺は車だから、全然へーき。風邪引いてからじゃ遅いよ。」と外されたマフラーをもう一度手に取り相手に付け直し、一階まで着けば一言挨拶をして小走りで先に出て行って)

お休みの日とか…ありませんしね(休みの日に遊べばいいと言おうとしたがテレビをつければ見ない日がないと言うように忙しい相手に休みなんてないよねと思い。「あ、ありがとうございます」外したばっかのマフラーをもう一度巻かれると嬉しそうに微笑み。先に出て行く相手の背中に軽くお辞儀をして自分も急がないとと思い軽く走って大学に向かい)