>如月 ………… (扉越しに霞んだような相手の言葉が響きそれを背中に聞けば、つい後ろ髪を引かれるように足を止めてしまい。何て返していいのかも分からず、ただ立ち尽くしてしまいながら言葉を返す事も動く事も出来ず、漸く紡いだ言葉は「お前は……嫌じゃないのか?此処へ来てからというもの、笑わなくなっちまったじゃねぇか。」と問うような言葉で)