鉄平、1分待つから早く来なさい！(NL)

…！…へへ(再び顔がゆるみ)
そういうのがさ、たまには心休まるっていうのかな…女の子ってそういうもんじゃねーの？(てんでわかってない系男子)おう、いこうぜ(にっ)

だらしない顔しないの、もうっ(かぁあっ)
………(呆れて思わず口ポカンと開けた後気を取り直して)なんか、流石と言えば流石だけど…ま、女の子の事は私がきっちり教えてあげるから。行くわよ！(ぐっ)

そういうリコは顔が赤いな？(首を傾げてへらり)
お、おうっ！頼むぜカントク…？(ぐっと気合入れるもなにか違う感じがしつつ疑問符つけて言い)

私の事はいいの！バカ！(再び背中べしっと叩き)
こういうときに監督呼びすると余計鉄平の天然が浮き彫りに…(頭抱えた後に目的地向かう為片手差し出し)ん。

あてっ！…はは…(へら)
ん？(頭抱える仕草に首を傾げ)…こうか？(差し出された小さな手を握り)

…ん、よし。行くわよ！ちゃんと付いてきなさい？(きちんと握り返せば改めて手の大きさ知り仄かに頬赤らめつつ其のまま歩き始め)

おう！(ぎゅっとてを握りにかっと笑えばついて来いという言葉には従わず彼女僅かにリードするように一歩前を歩いて手を引き)

…？あ、あれ？(気が付けば相手の方が少々前に出ており戸惑い小首傾げるも改めて逞しい恋人だと実感し嬉しくなりつつ問い掛け)ねぇ、部員の誰かに見付かったらどうする？

(今のはうまく出来たんじゃないかと嬉しくなりつつ強く握った手の力緩めず、確かめるように体温を感じて頬緩め)…ん？…そうだな、言っちまうかもしれないな！(苦笑をして)

まぁ何とも鉄平らしいというか、隠し事は出来ないというか…(恐らくあまり考えもせずに返答返ってきてはつられて苦笑浮かべつつ手も握っている為に次第に諦め開き直り)いっそ見せ付けてやろうかしらね？

不器用、だからな。…わかってると思うけど(言葉付け足しては弱ったように笑い、彼女の言葉にぱっと目を丸くして)それ、いいなあ(へらりと笑い)

うん。十二分にね。…ってヘラヘラしすぎ！(途端に笑う相手に無駄に鼓動高鳴ってしまいながらあっという間に見え始めて)ほら、もう見えてきたわよ？

っはは！すまんすまん(ほお緩みっぱなしのまま頬をかいて)…お！あっという間だなぁ…！(視線の先へ見える建物に目を輝かせ、なんだかんだと楽しみにしていたようで)

何言っても意味無いかもね…(思わず小声で呟いた後相手の反応に笑み浮かべて小言の如く空いている片手で二の腕つんつんと突き)実は鉄平が行きたかっただけじゃないのー？

うっ……ちょ、ちょっとな？ちょっとだけ、ほんとちょっと(さすがにこの歳になって恥ずかしいらしく頬軽く染め)

…ま、別にいいんじゃない？大きくなったからって水族館に行く事を楽しみにしちゃダメだなんて無いんだから(くすくす笑いながら取り敢えずは理解しておきチケット売場まで歩き)お、学生割引ある！

(ほっとしたような顔になり、そのあと学割の部分へ目をやればはっとして)ホントだな！俺、買ってくるから待っててくれ！(いいところを見せたいつもりらしいがどうにも空回りしており)

…あっ、ちょっと！学生証見せなきゃいけないんだから待って！(先に行ってしまい待とうかとも考えるが翌々考え恐らく見せねば学割効かぬだろうと判断し慌てて追いかけ)

あ！！わ、わりい(苦笑しながらあちゃぁと思っており、頬をかきながら隣にいる彼女へ笑いかけて)

…あのさ、無理にそういう事しなくていいから。いつも通りの鉄平でいてくれない？(学生証見せチケット買いながら呟く様に言い頬赤らめ)…そのままの鉄平が好きなんだからさ。