吟遊詩人 2015-02-21 13:57:39 |
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「ごめんごめん」
反省をしているのか疑わしくも雄介は眉を下げた笑みを浮かべつつ同じ言葉を続けて言う、勿論彼なりに罪悪感はあるのだろうが竜也がそこまで怒っていないと理解しての事なのだろう。仲が良いと言えば聞こえは良いが周りから見れば腐れ縁の二人、雄介と竜也は何時も通りに学園へと向け歩き出した。
「今日って数学あったっけ?」
少しばかり歩いた頃学園が見えてくると竜也が不意に声を掛けた。
「確か…うーん、無かったと思うけど」
何とも歯切れの悪い自信無さげな声で雄介が答える、彼には勇気も自信も誇りも無い…そう、普通の人生を歩んでいる雄介にとってその言葉の数々は無知に近い。
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