料理ね。アイツも働いてたし、俺、ある程度はやってたよ。本見ながらやれば失敗しないし。へーきへーき (相手の答えに納得し頷くと、「珈琲でいっか」と沸いた湯でインスタントコーヒーを作り始め。作った料理を褒められるたび、作れるページが増えていくたび喜んでた自分を思い出してぼんやりしていると、やかんを持っていた手がわずかにずれ。「あち」と声漏らして、かかった湯を振り払い)