とくめい 2015-01-26 12:59:56 |
通報 |
いえいえ。此方こそありがとうございます。また来てくださいね。(品物を受け取り会計を済ませて此方に微笑みかけてくれる彼との時間が終わってしまい、寂しさを感じつつも向けられた背中が見えなくなるまで見送り、店を終う準備に取り掛かる。また会えるだろうかと、叶わぬ期待に胸を慣らしながら、作業を終え同僚と店仕舞いを終えると真っ直ぐ帰路につき。
カタンカタンと自宅アパートの階段を靴底を鳴らして上がれば今夜の夕飯のことや、テレビ番組のことを考えながら部屋の鍵を手探りで探し。男性らしからぬ、兎のマスコットがついた鍵を見つけ出すと一目散に部屋のドアへと掛けて行き、それも束の間隣の住人らしき人影を目にするや否や見覚えのある顔にぴたりと動作を止めれば彼から言われた一言に唖然として。「……えっと、さっき…の、お客さん?」と首を傾ければ状況把握に少々時間がかかり、隣の住人=雑貨店に来たスーツで眼鏡のお客さん、と導き。)
わわ、ありがとうございます。その優しさに救われてます。
トピック検索 |