少年 2015-01-15 10:28:16 |
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>55 藤宮裕一郎
…俺は森を護る者、九尾…人間は妖と呼ぶ。人間には忌み嫌われる存在だ。然し乍ら此方も御主らと同じに生きている…困っているのだ。どうか話を聞いて欲しい
( 貫く様な視線に思わず身体を強張らせる。やはり人間の前に出て行くことは無謀であったのかと自身の突発的な行動を後悔するが、自分がどうなろうとも森の動物達はなんとかしてやりたい。そんな思いから着物を折り、其処にす、と正座で座り込むと地面に拳を付け頭を深く下げる。今迄人間の前に姿を現していた妖怪も、現代では姿を隠す様になってしまった為相手が驚くのも無理はなく。更に驚かせてしまった身では怒られても仕方がない事。然し此処まで来ては引き下がるつもりもなく、その侭上記を述べ)
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