俺は嫌なの! (手を引かれ共に駐車場へ向かいながら反論してみるものの、素の自分の方が良いと言われて悪い気など勿論するはずもなく。嫌だと言った手前にやけそうになる口元を抑えて昨夜のように助手席に乗り込めば、相手の事だから抜かりなく考えているのだろうが一応「学校の近くで降りてそっから歩いて登校するね」と申し出て、ネクタイを締めてブレザーを羽織れば今回はきちんとシートベルトをし。