山 2015-01-04 01:02:15 |
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例えそれが世界、神であったとしても。
(俯き小さく呟いた。すると、すぐ横に肩を並べていた己が永久の忠誠を誓った主であり、友は視線だけをこちらへ向けてきた。“自由に”“己がまま生きよ”つい、今横に並び立つ人物が自分に放った言葉だ、というのに。どんな時も微笑みを絶やさなかったその顔には今、隠しようもない憂いの色を帯び、まるでどこか、迷子の子供を彷彿とさせるようで思わず苦笑を零す。それが少し気に食わなかったのか口を開こうとする相手より先に、その眼前へと周り跪けば「貴方に害をなす存在になるのであれば、私は今この時世界に、神に、反旗を翻しましょう。」顔を上げると、彼は揺れる瞳で真っ直ぐこちらを見ていた。そう、きっとそれを貴方は望まない。それでも、そうなのだとしても、己は彼の傍を離れる気はないし、彼を世界に奪われる気もないのだから。再び言葉を紡ごうとする彼に、そっと人差し指を口元に寄せればこれ以上ないくらいの不敵な笑みを浮かべて見せて
リハビリがてら10分でどこまで書けるかのチャレ-ンジ、推敲できてないからおかしい
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