上村 凪 2014-12-29 14:32:31 |
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……さむ。
(キンと澄み切った冬空を仰いで、ぽつりと無意識に呟く。今日の仕事は中々にハードな内容だったと思う。お陰で指がつりそうな程。それと同時にやりがいも感じていたので、充実した一日であったと評価出来る。…腰には私物の入った小さなショルダーバック。手元には一つの紙袋。颯はもう帰っているだろうか、寂しがっていないだろうか。相変わらずの過保護さを持つ己にほとほと呆れかえりつつポケットから鍵を取り出すと、家の扉をゆっくり開け「ただいま」と)
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