xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(携帯を取り出したところ少し前に相手からメッセージが届いていたようで微かに指を震わせながら見てはその内容にサッと血の気が引き思わず足を止めその場に立ち尽くす。
何度読み返しても同じ文で読み間違えでないと分かり“なんで”と身勝手な疑問を抱く。
一つ前の“磯貝とお似合いだ”という相手からの見覚えのない(読んだ記憶が無い)メッセージ。
従業員に悪戯されたとも知らず相手の気持ちが自分から離れてしまったと思っては胸が急激に苦しくなりまた無意識に能力が解放され髪が揺れるもすぐに鎮静したため気付かずに。
まだ現実が受け止めきれず“終わったんだ”とただ漠然と思えば本当は縋り付きたいほど相手と居たいのに返信もせずにフラフラと支配人の店に向かって。
(支配人の店、接客に集中出来るはずもなく何度も失敗しては客や先輩に頭を下げ、不甲斐ない自分に更に気分が落ち込むもそんな時に何故かVIP席から指名が入り。
いったい誰がと行ってみるとソファに腰掛け笑顔で手を振る男子生徒が居て思わず後退るも『先輩、俺客っすよ?』と軽く脅されては恐る恐る隣に座って。
「…桐崎には…」
『言ってないっすよ。あ、先輩が何でこの店にいるかも俺全部知ってますから』
「…え?」
『だって俺此処のオーナーになったっすから。今さっき』
「は?」
『此処の店の権限を買収したって言ってんすよ。だから俺が此処で何をどうしようと自由。…先輩を辞めさせるのも簡単っす』
(そう言われるなり腕を強く引かれては悔しそうに表情を歪める支配人の横を通りすぎ店を出て人気のない空き地まで来て。
「おい、いいのかよ。あの支配人、怒って何かしてくるんじゃ…」
『あそこは木ノ宮グループのテリトリー。でも権限は磯貝グループにある。流石にあの人も2つの組織を敵に回すなんて無謀な考えはしないっすよ。……そんなことより先輩』
(突如声を低くする男子生徒に顔を寄せられ『桐崎と何かあったんすか?』と見透かすように言われ耐えられず目を逸し。
今は相手のことを思い出すだけでも辛い。何もかも自分の独占欲が強すぎたせい。
苦しい_胸が痛い、そう感じた瞬間また能力が微かに解放され髪が揺れて『…先輩?』と訝しげに問われては自分の中で何かがプツンと切れて“もうどうでもいいや”と最低なことを思えば男子生徒の腕を取り、以前“客”を取っていたときのようなあざとい目をして「磯貝、俺と寝るか?」と。
その後、返事を聞かずに手を引いては一件のホテルに入っていくも自分の手が震えていることに全く気付かず。
同刻、その様子を支配人が隠し撮りしており抜かりなく相手に写真を送っては《あなたの恋人、とんだ遊び人みたいね》と店を買収された腹いせに嫌がらせをして。
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