xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(相手の大きな声に小さく肩を揺らしては新人を帰して乱暴に扉を閉ざす相手に、それが自分の能力を人目に触れさせないためだとは知らず完全に怒らせてしまったと勘違いして逆ギレしたことを後悔するも靄々した気持ちは収まらずキッと睨みつけ。
が、相手の切なげな表情に“なんでそんな顔するんだ”と表情を歪めると同時に赤く腫れた腕に漸く気付いて“御免”と咄嗟に謝ろうとするも手を取られ言われた言葉に一気に罪悪感に苛まれグッと押し黙り。
続く“何で俺の事を縛り付けんの”という言葉が深く胸に突き刺さりやっぱり重たかったんだと思い込んでは身勝手に落ち込むもせめて謝らなければと去ろうとする相手の腕を取って。
「……御免、勝手に変なバイト了承して…、嫌な思いさせて…。でも……」
(“繿を独占したかったから”と言おうとして、そんな言葉は今の相手を束縛するものでしかないと飲み込み「……暫く、距離置くようにするから」と俯いて述べては自分のせいで赤く腫れてしまった手を軽く撫で「あの女と出かけても何も言わない。…でも……俺と別れるなんて言うなよ」と相手にとって混乱させるような言葉を切なげな眼差しを向けて述べると返事も聞かずにその場を後にして。
(その後、自分はいったい相手に何が言いたかったのかとフラフラ歩いては支配人の支店に来て、まだ開店前の店内に入っては『誰だ、アイツ』とざわつく店員を無視して奥の事務所に行き扉を開いては、仕事をするでもなく店員の一人と戯れる支配人の前まで来て。
『あら。繿君の恋人じゃない。こんなところまでどうしたの?』
「……繿をこの仕事から下ろしてください」
『ふーん。でもいいの?ホストのバイトやめさせるって条件取り下げるわよ。そのペアリングも頂くことになるけど』
「それは駄目です。…だから俺が代わりに働きます」
『嫌よ。あたしは繿君が気に入ってるの。それに君、お酒呑めないんでしょ?』
「呑むようにします。それに…男なら彼奴より俺のが慣れてますから」
『でも昨日一日繿君が来てくれただけで売上が上がったし繿君を指名してくれるってお客さんも沢山ついちゃったのよね~』
(髪をくるくると指で巻く支配人にそこをなんとかと食い下がるつもりは一切見せずに頭を下げて頼み込んで。
内心、なに馬鹿やってんだろと自分を愚弄しつつも相手に言われた言葉や表情を思うとこの行動は間違ってないと思えて。
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