xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 相手の家を出て寮へと戻った頃、まだモヤモヤとする心を誤魔化し今日は早目に寝ようと風呂を沸かしに向かった所でチャイムが鳴り響き。
一体誰だと玄関先へと来てはどうやら訪問して来たのは以前相手を探してた時に“公園で見掛けた”と教えてくれた人の良さそうな青年の姿で。
「………??」
『桐崎君、………先ず…ごめん。先に謝るよ、…』
( 訳の分からない謝罪と共に渡されたのは大量の紙や写真、そこには元カノと相手をくっつけるべく行われた悪事や自分の身の回りの情報、加工写真までもがあり気味が悪そうに眉を寄せて。
男は自分の部屋のポストを何やら弄り始め、盗聴器と思われる小さな物体を取り出しては自分に見せて来て。
「………は、何だよこれ」
『警察に言ってくれても構わないよ。…露木と奈緒が縒りを戻せば奈緒にも笑顔が戻ると思ってやった事なんだ、………でも俺がそんな事しなくても良かったみたいだ。…本当にごめん』
( 頭を深く下げ『そろそろ、行かないと。………何時までも露木を子供の姿にしてたら危ないしね。………桐崎君、改めてお詫びはする』と言い残しさっさと去って行ってしまった男の後ろ姿を見詰めてはまだ混乱する思考の中、相手の言葉が頭の中を過ぎり。
全ての疑問が繋がり自分が相手にぶつけた酷い言葉や行為を思い出しては激しい後悔に襲われて。
( 翌日の朝、相手からのメールに目を覚ましては何で合コンの事を知ってるのかと疑問が浮かんだが寝起き故にまだ覚醒しておらずに。
《約束しちまったから行く》と短い返事を送り、本当はまだ相手を愛していて戻りたいだなんて言える筈も無く欠伸を一つしてはのそのそと着替え初めて。
( 公園にて、漸く相手の姿を見付けた男は小さな溜息を付き『勝手に出歩くなって言っただろ』と軽く叱っては相手の手を引き公衆トイレへと訪れて。
昨夜買い揃えた大人用の衣服を相手に手渡し『………戻りたいんだよな』とさり気なく確認しては相手を見詰め『…桐崎なら、全部話したから知ってるから』と。
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