xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(電話をすると言って席を外した相手にホッとしつつ、無邪気に笑う子供達の様子から相手によく懐いているのが窺えては“こんなにも子供が心を開くのに、あんな辛辣な言葉を言うだろうか”と一瞬疑うも、相手も“人間”…いろんな顔くらい持っているだろうと期待しないようにして子供達の話に耳を傾け。
『繿兄ちゃんね、いつも忙しいのに僕達が夜寝れないって言ったら一緒に寝てくれんだよ』
『ギューッてしてくれるの。だから安心して寝れるの!』
「……へぇ。…ねえそれっていつの話?」
『最近ずっとだよ!』
(ニコニコとジュースを飲む少年の言葉にまさかと…と青ざめる。
相手は最近ずっと女と遊んでいた筈、写真だって送られてきた…では何故だと…_。
脳裏にあの男(槇本)の姿が浮かんでは嫌な予感がしダラリと冷や汗が流れ。
『あれ、菊なんか顔色悪いけど大丈夫?』
「…あ…ああ、悪い。俺ちょっと用事思い出したから先帰る。…じゃあ、気をつけて帰れよ」
(平静を装い笑顔で述べては男を問い詰めるためさっさと現地点六階から一階までエレベーターで降りるも荷物持ちで買い物に連れ添ったのに手ぶらでは意味が無いではないかと。
上りのエレベーターに乗り直し六階を押すも一度三階(喫煙所有)で止まってはあろうことか相手と乗り合せ、しかも狭い密室二人きりになってしまい。
どんだけ運悪いんだと嘆くも数十秒の我慢。ひたすら沈黙を守り階数を示す電子版を見るも五階に来た所で突如ランプが消え、ガタンと大きく揺れてはエレベーターが停止しその反動で相手に寄れかかってしまい。
「…わ、悪い……」
(咄嗟に謝りガバッと距離を取っては真っ暗になったエレベーター内に何事かとすぐ非常用ボタンを押すも応答はなく、予備電源も作動する気配は全くなくて。
携帯も当然繋がらず“ここら一帯の停電だろうか”と頭を痛めてはハァと大きく溜息を吐いて壁に凭れ掛かって。
「……なんであんたなんかと……、……煙草臭いし」
(気まずさから気にもしない事を悪態吐いては再び溜息を吐くも、先刻の子供達の言葉を思い出してはチラと相手の居るほうを見て「………なあ…最近孤児院に通いつめてったって本当か?………女と会ってたってのは噂だけ?」と小声で尋ね暗がりで見えない相手の反応を窺って。
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