xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(翌朝アパートにてそろそろ寮へ行かねばと重たい腰を上げてのろのろと準備を始める。
昨夜の一件があってから今まであまりのショックでどう過ごしたかうろ覚えで鏡に写る自分の顔に酷いものだなと溜息を吐き、気分が乗らないままアパートを後にして。
(訪れた共同スペース、扉を開こうとしたところばったり相手と出会しては悔しさから直ぐ目を逸し相手を先に通すよう黙って道を開ける。
相手が目の前を横切りこのまま沈黙を突き通せば良かったものの昨夜の相手の言葉が頭をかすめては咄嗟に相手の腕を掴んで。
「……今日の夜、時計台で待ってる」
(短く低い声で一言だけ告げると返答も待たず共同スペースに入り『露木君、おそーい!』と騒ぐ女学生の輪の中に入り、笑顔を貼り付けレポートを手伝って。
(その夜、若頭の元へ行き一度は“女にして欲しい”と頼むも寸でのところで思い直し、吹っ切るならお金を払ってでも男のままで一緒にいたいと思い「…優希悪い、やっぱりこのままで…」と断りそのままで来るかも分からない相手を待つため時計台に向かい。
(相手の心境を理解してやれぬまま訪れた時計台、ひたすら相手を待っていると急にどこか見覚えのある男(元カノのストーカーこと元同級生)が近づいてきて。
『露木、久しぶり。お前ってさ案外諦め悪いのな』
「……は?……あ。…あんたまさか槇本(マキモト)?」
『正解。桐崎繿、待ってるんだろ?……何話すつもりか知らなけどくっつかれたら癪なんだよな』
「………何言ってるか分からない。あんたに何の関係があるんだ?」
『大有りだよ!!!俺の奈緒を奪った癖に!!!』
(急に声を荒らげる男に呆気に取られるうち手を引かれては路地裏に連れ込まれいきなり額に手をあてられる。瞬間瞬く間に目線が下がり身体が縮むと四歳ばかりの姿になって。
『露木お前は忘れてるかもしんないけど俺も能力者なんだよ。お前がクラスで目立ってくれたおかげで俺はいじめられずに済んだけどな。なのに俺の奈緒を………。っ、お前は暫くそうしてろ。記憶は数日間は空っぽだ。その間に確実にお前たちを破局に追い込んでやる』
(怒りに声を震わせながらもしっかりと子供服を着せてくれる男に優しいのか馬鹿なのかと呑気に呆れるも段々と記憶が遠のいては男が去って行くのを見たのを最後に目を閉じて。
(その後男は自分達がほぼ破局に終わっているとは知らず相手を散々時計台で待たせると自分から奪った携帯で《奈緒から聞いたよ、あんたが時計台に居るって。もしかして俺のこと待ってるの?期待でもした?誰があんたみたいな万年発情期のやつのところ行くかよ。俺今から奈緒と2人で旅行だからあんたに構ってる暇ないから。どうせあんたみたいなのは一生独りで虚しい人生送るんだろうな》と普段あまり打たない長文メールを送り、元カノが友人と旅行するのを知っていて、うまく写真を加工し旅行先で自分と元カノが仲良くしているところを添付して送りつけて。
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