xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(夜、自宅に戻ってきたは良いが眠れるはずもなく何かあったらどうしようと何度も外へ出かけては自室に戻るを繰り返す。
確かあの時喫茶店には相手もいた、ならば取り立ての様子も見られていただろうと。
さらにはあんな父の前で子供染みた態度を取って…格好悪いし恥ずかしすぎると考えることが多すぎて落ち着かない一夜を明かして。
(翌朝、二階へ降りると妹も母も起きていて昨夜の自分の挙動不審な態度について聞かれるも今は答えられないと廊下へ出て携帯を取り出す。
事態がどうなっているのか、相手なら知ってるかもしれないと電話しようか迷うが掛けられる訳ないだろと携帯をポケットにしまう。
丁度その時、来訪を告げる呼び鈴が鳴ってはもしかしたら相手の父かもと急いで扉を開くも其処に立っていたのは自分の父で。
「………父さん……」
(思わず口から出た言葉に顔を逸らしては微妙な空気が流れるも様子を見に来た妹が『父さん…!!』と駆け寄ってきたことで重たい空気は打ち破られ。
『……き、急にどうしたの?…またお金?………兄さんはもう渡さないよ』
『ナツ………』
(感極まったのかなにも言葉を発しない父に、追い返す訳にも行かず中に招き入れては十年近くぶりかに四人で机を囲み、数時間かけて昨夜相手が協力してくれたことも含め互いの腹の中を話し合って。
___正直思った。“何故話してくれなかったのか”と。たとえ自分達を守るためでも“真実”を言って欲しかった____そこまで考えて不意に相手や兄のことが浮かんではフラリと立ち上がり「…ちょっと出かけてくる」と。
(足が赴くまま相手の泊まるビジネスホテルまで来てはフロントでまだ相手がチェックアウトしていないことを確認するとロビーで相手を待ち、姿を現したところで腕を掴んでロビーの一番奥の席に向き合う形で座って。
「……二百万、あんたの父親が出してくれたって聞いた。………助かったよ。流石に三百万は用意出来なかった…。…ちゃんと返すから。……あと、あんたも返済の時協力してくれたって…、迷惑かけたな。…怪我しなかったか?…それに随分根詰めてるみたいだけど」
(目を合わせられず問い掛けるも、自分を殺しかけた奴に心配されても気分が悪いだけだろうと「……ごめん」と口を噤む。
“真実”を話すために来たのにいざ相手を目の前にした途端首を締めた感触が蘇り、また同じ過ちを犯してしまうのではと怖気づいて中々次の一言を切り出せずに膝の上で拳を握って。
「………桐崎、俺……本当は旅行の時……あの夜、あんたことが心配で追い掛けて………」
(あと少しで真実を言える…、しかし何かが喉奥に詰まって言葉が出てこずに、辛いのは相手で、相手が言った“なかったこと”を自分が掘り返していいのかと思うとなにも言えなくなって。
(/補足になりますが菊の言ってる“あの夜” >536-538 あたりのことです。なんかクヨクヨとどうしようもない子ですみません← 菊は学習能力ゼロですねw
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