xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(バイトの休憩、妹が作ってくれた弁当を口にしてはふと同じものを相手も食べているのかと思いそれだけで食欲が増す自分にどうかしてると溜息を吐く。
こんなことで相手から離れられるのか。しかも折角地元に戻ってきたのに毎週相手が戻ってくるなんて悲惨…その筈なのに少しでも嬉しいと思う自分がいてはそんな自分を戒めるように相手を傷付けた惨酷な行いを責めて。
(バイト終わり、店長に呑みに誘われ渋々付き合っては帰りが遅くなり偶然相手がバイトする職場の前を通ってはふと足を止める。
あんな痩せた身体でこんな重労働をしては倒れてしまうのではないかと。
相手にそうさせてるのが自分のせいでもあるとは露知らずぼーっと店先を眺めては相手が令嬢に腕を絡められ出てくるのが見え慌てて物陰に隠れる。
酒に…というより相手に酔ってうっとり相手の首に出を引っ掛けお別れのキスをせがむ様子にただの客とは分かっていても嫉妬して。
嫉妬する資格などないのにと目を瞑りその場から離れようと身を返したところドンと人にぶつかってしまい慌てて謝るも顔を上げた瞬間、父を分かりサッと表情を消して退散しようとして。
『ま、…待って…。………………待ちなさい!!』
「………なんですか。ぶつかったことなら謝りましたよ」
『…菊。…こっちを見てちゃんと話してくれないか』
「………っ、あなた良く此処に戻ってこれましたよね。ナツと母さんがどれだけ苦しんだと思ってるんですか。どうせまた金欲しさに俺を利用するつもりなんでしょう?…嫌ですよ。ここまで…、ここまで記憶を取り戻すのに何年掛かったと……」
(つい感情的になっては小さく息を吐き父から目を逸し「…これ以上母さん達に迷惑かけないでください」と言い残し、父の事情など聞く耳も持たずその場から立ち去って。
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