xxx 2014-12-29 00:12:16 |
|
通報 |
>露木
( 翌日、駄目だと言い張る青年に反抗し“寮に戻る”と言い張っては掴まれる腕を振り払う。
何故こうも寮に戻してくれないのかと苛立ちさえ走り“戻してくれないのなら本当に死ぬ”なんて下らない脅しを掛けては漸く青年は首を縦に振ってくれて。
相手の目に触れない様に兄と連絡を取り合う青年を心の片隅で気にしながら寮へと到着し。
自室へ閉じ篭りまだ相手が居た時のマグカップや相手の衣服に眉を寄せる。
バイト先には“事故に合って入院している”と青年が口を回してくれたらしく。
ベッドへ座りぼんやりとしてた所で再び青年が勝手に部屋に入って来ては『気分転換に出掛けようか』と。
「いいよ、出て欲しく無いんだろ」
『いやでもやっぱ閉じ篭るのは良くないかな-って。そこで俺の彼女役って事で木ノ宮に…』
「嫌だ」
『……………だよね、分かってる。変装してなら出ても良いって綸から連絡来たんだよ』
「…俺が死んだ事になってるから??」
『別に…そんなんじゃ………。兎に角、引き篭もりは身体にも良くないしね。兄さんカラーコンタクト入れられるよね??…髪は…はい、黒髪スプレー』
「何でそこまでしなきゃなんだよ」
( ブスッとしたままそっぽを向くが青年がここまで気に掛けてくれてるのに尚も断るのは悪い気がして。
だけど偽った姿で誰も本当の自分には目を向けてくれないのかと悲観的になれば青年の手を軽く押し首を横に振る。
「見付からない様にするからさ、変装はしたくない」
( 微妙な顔をする青年の頭をポンポンと撫でては大きめのフレームの伊達眼鏡を装着しキャップを深く被った上にパーカーのフードを被っては青年と共に久し振りの街へと足を向けて。
| トピック検索 |