xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(バイト終わり、此処最近食欲がめっきりなくなった自分に兄が飲み物だけでもとコンビニで栄養ドリンク等を購入する。
兄がミキサーにかける野菜等を購入する間、ふと新発売と記されたコーヒーゼリーに目がいっては“相手が好きだったな”と何となく手に取り会計をする兄の元へいきレジ台の上に置いて。
兄が何か言いかけるがそのまま会計を済ませコンビニを後にしようとしたところフと雑誌コーナーにフードを深く被った見覚えのある姿が目に止まりもっと見たいと足が前に出るも兄に立ちふさがれ『き、菊。はやく行こう』と視界を遮るよう外へ押し出される。
いきなりなんだと不満そうにするが“フードの男”の事は既に頭に無く、兄に「…寒い」と自ら身体を密着させては兄が相手の方を横目で見て『…あんな疲れた顔して…何してんだよ』と眉を下げるのには気付かずに。
(兄の部屋にて買ったドリンクをちまちま飲んではさっさとシャワーを浴びて兄の服を借りベッドに潜り込むも、ベッド脇の台に相手のパーカーを見つけては手を伸ばして。
「…これ…」
『あー…、旅行前に赤城がこの部屋泊まった時に置いていったやつ。まだ返してなかったんだ』
「……まだってもう返せないだろ?彼奴は死んだんだから」
(当然のように言うと兄は微かに唇を噛み締め『シャワー浴びてくるね』と浴室に姿を消してしまい退屈だなとベッドに横になる。
その内、眠気が襲ってきては相手のパーカーを握ったままウトウトと眠りに落ちて。
(夢の中、まだ10歳にもならない自分が当時大好きだった父に妹と一緒になって抱き着いては「幼稚園で作ったんだよー」『あたし達がお花つけたんだよね。菊がお父さんにであたしはお母さんに!!』とワッペンを貼り付けたハンカチを渡していて。
__お人好しな父はいつも誰かしらに頭を下げていたが絶えず笑顔で優しい父は自慢だった。
そんな父から笑顔が消え、自分に手を上げたのは一度きり。
毎日のように見知らぬ男達の記憶を消したり操作したりするのが嫌で反抗した時、意識を失い数ヶ月痣が残るほど強く殴られた。
本気で殴られたのはその一度だけだったがまだ少年だった自分に恐怖を植え付けるには充分で結局自分の記憶が飛ぶまで父に従った…。
__大好きな父を失いたくない…そう思った時、何故か相手の顔が浮かんでは無意識のうち相手のパーカーを抱き締め「…繿」と涙を流し。
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