xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 青年がずっと病室に来てくれては居た物のやはり病院とは落ち着かない物で。
“帰りたい”と青年に何度も打ち明けるも青年は首を縦には振ってくれず不貞腐れては顔を背ける。
『兄さんまだ身体辛いでしょ、まだ駄目』
「もう平気。…自室が駄目ならあんたの部屋入れて」
『………今頷きかけちゃったじゃん。兄さんの容態が良くなったら何時でも入れて上げるよ』
「だから…もう平気っつってんじゃん」
( 溜息を付きぼんやりと薄暗がりの空を見詰めてはベッドへドサリと身体を預け天井を見詰めて。
『兄さんさ、…痩せた??………最近菊もいきなり痩せ「彼奴の話はしないで欲しい」』
『………ごめん』
「いいよ。それより赤城、お前もそろそろ戻れよ。毎日来てくれなくてもいい。…ちゃんと退院って言われるまで居るから」
『でも…兄さん一人嫌いじゃん、俺………』
「気遣いありがとな」
( 青年を髪をわしゃわしゃと撫で病室の出口まで見送っては煙草を片手に屋上へと来て。
( そこには先日会った藍色の髪の男性がおり、本人も自分を見た途端“落し物を探す”という目的を忘れ自分へと駆け寄って来て。
自分をハンカチの事をすっかりと忘れており軽く頭を下げては目前に立つ男性を見詰める。
『また会ったね、まだ入院してるの??』
「まぁ。…もう平気なんすけど」
( 煙草をしまい込み空を見てた所で男性が自分の首筋の煙草の火傷痕を見詰め悲しそうな表情をする。
『お父さんの…だよね』
「…もう、良いんです。ちゃんと分かり会えたし、………父さんの気持ちも分かったから。今は割と普通に接してますよ、変わらずあの人不器用過ぎますけど」
『…お父さんと??………そうか、良かった…本当に』
「知ってるんですか??」
『あ、…いや…ごめん。知らないよ、じゃあそろそろ行くね。探し物してたんだ、大切な物でね』
( 去って行く後ろ姿を見送ってはその暫く後にハンカチの事を思い出して深く落ち込んではまた次の機会にでも返そうと。
ジャージとパーカーという私服のまま近くのコンビニに訪れては特にする事も無く病室での暇を持て余す為に本を買おうとして。
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