xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(帰国するなり訳も分からず精神科に連れられては微笑みを浮かべる医師を胡散臭そうに見詰める。
が、相手の写真を見せられ告げられた“事実”に衝撃を受けてはドクンと胸が脈打ち正気に戻ったように青ざめる。
“自殺”という言葉が脳裏を巡り、相手が学校の屋上から落ちる姿がフラッシュバックしては再び激しい頭痛に襲われクシャリと前髪を掴んで。
「…なんで……自殺なんて…、俺が……殺そうとしたから?……でも、俺なんて彼奴にとってどうでも良い筈……」
(僅かに上る息遣いで声を震わせては相手を“殺す”目的を失い催眠が解けかかるも、能力を打ち破ることは叶わず暗い瞳に戻っていき。
「……そっか…、彼奴死んだんだ。…で、綸はお通夜行かなくていいのか?優希も。…あー、もしかして人外にはお通夜も葬式も必要ないとか?」
(冷嘲を浮かべ最低な言葉を並べても心は何も感じず机の上に置かれる相手の写真に視線を落としては「あっけなかったな」と鼻で笑う。
しかし次の瞬間写真の上にポタリポタリを落ちる雫に目を見開いて。
拭っても拭っても目元から零れ落ちる其れに訳がわからないと歪んだ笑いを浮かべては、やってられないと席を立ち「…用はそれだけか?…だったら早く帰してくれ。……精神科は嫌いなんだ」と扉に手を掛ける。
過去に能力の使いすぎで記憶の乱れから自制心を失いベッドに貼り付けにされたことを思い出してはいち早くこの薬品臭い部屋から逃げ出したいと。
未だに溢れてくる涙を無視してはその場を去ろうとするもフと思い留まるよう足を止め。
「……あー、でも最後に彼奴の顔見ておきたいな。まあ当人を殺ろうとした殺人未遂犯なんて歓迎されないだろうけど…嫌がらせってことで。…綸は俺に付き合ってくれるよな?」
(まるで人が違う笑みを浮かべては『待ちなさい』と声を上げる精神科医に見向きもせず相手の実家へ足をすすめようとして。
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