xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 相手と別れた後、相手のあの冷ややかな視線と声色を思い出しては情けない表情を隠して。
これはとことん嫌われたなと客観的に思う自分と激しく落胆する自分も居ては自分の肩に頭を乗せる青年の髪に軽く触れて。
それからは青年の気遣いで色々な場所を回り心配を掛けない様にと振る舞うが相手が頭から離れず。
昼食を取ろうと一軒の喫茶店へと入れば青年と同じランチを頼み無意識にぼんやりとする。
『兄さん、兄さんってば!!!もうぼ-っとしちゃってさ。兄さんプチトマト嫌いだったよね、俺が食べて上げるね』
「ん、どうも」
『素っ気ないよ!!!あ-んってしてね』
( 緩く微笑みを浮かべては突如鳴り響いた受信音に携帯を見詰めるも相手の名前が出た瞬間飛び付く様に携帯を取り。
いきなり相手の心変わりがするなど有り得ない筈なのに都合の良いメールにまんまと騙される。
《別に気にしてない。…俺もあんたと話がしたい》
( 短い返事を打ち何処となく安心した様な表情になるのを青年が訝しげに見詰める。
『どうしたの??』
「別に」
『ふぅん…そうだ兄さん、夜一緒に出ない??町外れのビルの屋上から見る星が綺麗なんだって』
「あ-…そうだな。でも俺夜は用事があるから少し遅れるかもしんねぇ」
『良いよ-、兄さんの上着着て待ってる』
( ニコニコと微笑む青年と共に運ばれて来たランチのサラダに添えられたプチトマトを青年の更にポイポイと置く。
『あ-んは??』なんて問い掛けて来る青年に幾分穏やかになった笑顔を向けては青年の口にプチトマトを刺したフォークを入れて。
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