xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 戻って来た青年に寂しさを紛らわせられつつ穏やかな表情に何処と無く励まされる。
綸と相手を二人にしたく無かったと言うのもあるがやっぱり一番は顔を合わせられなかっただけ。
風呂や夕飯を終え青年と共にベッドに入っては、青年の気遣いからかずっと話をしていて。
やがて眠気が襲い小さく寝息を立てては青年に抱き着いたまま寝言で何度も相手の名を呼び。
( 翌日、観光最終日に青年と共に子供達の土産やらを購入し郵送して貰う。
青年が回りたいと言った所を中心に行くがやはり帽子だけは外せないと太めのヘアバンドのみならずその上からフードを被っていて。
お勧めの観光名所が載せられたパンフレット片手に次の場所へと向かってた所、正面から兄と仲良さ気に腕を組む相手の姿が見えては無意識に足が止まる。
兄と目が合い昨日の事を謝ろうと兄がこちらに足を向けるも相手と何か話をしてはこちらに来る事は無く。
『兄さん、行こう』
「……………」
『もう、ほら行くよ』
( 青年の言葉も耳に入らず、それでも相手が艶目かしく兄の隣に居るのに我慢が効かなくなってはズカズカとそちらへ駆け寄り相手の腕を取る。
諦められる筈なんて無い、そんなの自分でも分かってた事で。
「……………んで、…何で綸なんだよ」
( ボソリと呟き相手を見詰めるも青年がズカズカと駆け寄って来ては腕をグッと取られて。
しかしそんな事には構いもせずに「………髪が黒かったら………普通の瞳だったら俺を選んでくれた??………綸と変わらない存在だったら…」と無様な質問を投げ付ける。
『兄さんやめなって!!!』
( 青年の声が大きくなっては漸く我に返る。
先に相手を裏切ったのは自分、取り返しが付かなくなっても仕方無い事だった。
ダラリと手を下ろしては何も言わない兄を見詰め、どうせ兄も自分を見下してるのだろうと。
それからは何も言わずに青年にしっかりと繋がれた手を見詰めては相手と兄から立ち去って。
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