xxx 2014-12-29 00:12:16 |
|
通報 |
>桐崎
(警察署を出たところで相手と出会し切羽詰まった様子に話をちゃんと聞かねばと思うも兄に間に入られてしまえば押し黙るしかなく。
しかし兄の辛辣な言葉により走りだしてしまった相手に胸が痛んではこのままではいけないと後を追おうとするも一度兄に向き直り「きっとちゃんと話せば大丈夫だ。あんたの気持ち分かってくれるよ。……此処まで来てくれてありがとな」と言い残し相手の後を追って。
(夜の街、怠い身体に鞭を打って相手を探しまわり漸く相手の背中を見つけては駆け寄ろうとするも其の前に突如後ろの身体を引かれ路地裏に引きずり込まれ。
身体を羽交い締めにされ手で視界を覆われては突如耳元で何か囁かれて。
次の瞬間頭がぼーっとしては自分の中から相手を愛しいと想う気持ちが消えて行き徐々に深い恨みへと変わっていって。
気付けば自分一人で今起きたことすら覚えておらず、ただ相手を追わねばと足を動かす。
この時、自分を羽交い締めにしたのが能力者で、主犯格の男が捕まる腹いせで自分と相手の仲を裂くため手配したものだとは知らずに。
(深い催眠状態のまま再び相手を探し歩いては、前方に相手を見つけるなり後ろからその腕を掴んで振り向かせ暗く冷たい瞳で相手を見据えて。
「…人を散々裏切って説明もなしに逃げるんだな。……ほんと全部綸の言うとおりだよ。見境なくした発情期の犬だ。あんたみたいなのに惚れてた自分が恨めしいよ」
(冷ややかな声色で冷徹に述べては心の奥底でこんなことは言いたくないと拒絶するのに、あるはずのない憎悪は止まらず暗い瞳のまま相手を捉え。
「…昼間“愛してる”って言ったの、取り消すよ。…あーそうだ。ついでにあんたが“人間だ”って言ったのもなしにする。だって…あんたどこから見ても“化物”だし」
(薄気味悪く笑んでは相手の髪を軽く撫で上げ「嫌な色」と蔑み“本当人間離れしてる”と耳元で囁いては相手の肩を突き放すように押して。
「もう俺に気安く近づくな。別に構わないだろ?あんたに言い寄ってくる奴等はいくらでもいるし。俺もあんたより人間の綸のが気が合うしさ」
(心にもないことを並べ胸が軋むように痛むも能力には逆らえず嘲笑を零してはポケットから最後に相手した男に渡されたクラブの名刺を相手に投げ渡し「そこで遊んで貰えば?尻尾振れば可愛がって貰えるから。…あー、でも発情して本当に尻尾とか耳出さないようにしないとな。一発で避けられるから」と鼻で笑い、能力に抗えぬまま冷ややかに相手を見据えその場を去ろうと。
| トピック検索 |