xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(真実を知らないとは言え自分の浅はかな行動が相手を傷付けているとも知らず一人勝手に傷心しては兄に身を寄せてしまうも、シャワーを浴び少し冷静さを取り戻すと抱きついてくる兄をやんわり拒絶して。
「………ごめん、やっぱり彼奴をもう少し信じたい」
『…此れ見ても同じこと言える?』
(そう言って見せられたタイムラインの写真にすぐさま絶望に引き戻され絶句しては現実が受け止めきれず小さく首を横に振るも、やや冷静さを欠いた兄は其れを無理矢理見せてきて。
『繿は菊を裏切ったんだよ』
「…違ッ…きっと“運び”のことで脅されて……」
『菊、もう辞めな』
(冷たい視線が突き刺さり息をのむも次の瞬間優しく抱き締められては、どっと無力感と疲労感が襲いそのまま兄の腕の中で眠りにつき、夢の中で相手の残像を追い求めるようにして兄を抱きしめていて。
(翌日、目を覚ましては兄に口付けられるも抵抗せずに受け入れノロノロと朝の身支度をする。
いつもの癖で相手と揃いのピアスをつけそうになるも相手に見放されたと勘違いしたままでいてはピアスをケースに戻し鞄にしまって。
それでもストラップは外さずに未練がましく触れては青年がしきりに相手に電話やメールをするのをぼんやり見詰め。
『兄さん…電話もメールも音沙汰なしだよ。……本当に俺達のこと嫌いになったのかな』
「…………」
『そうなんじゃない?脅されてるなら何かしらサインくれる筈だし。………もう放っといて観光しようよ』
『そんな気分じゃない。俺…、ホテルで兄さんのこと待ってる』
『あっそ。……じゃあ菊、行くよ』
「…………」
(心此処にあらずで窓の外を見詰めていては兄がやや苛立ったように自分の手を引き部屋を出て街に連れ出されて。
(街の中、兄が腕を絡めてくるのを無意識に相手と重ね身を寄せていては前方から相手が歩いてくるのが見え一瞬身体がピクリと震えるもすぐに暗い瞳に戻って。
『…繿…。なんでそんな疲れた顔……、……』
(やや青ざめたようにも見える相手の表情に兄は唇を噛むも怒りが先立っては突如自分の肩を抱き『そうだ、俺達付き合うことになったから。ね、菊?』と。
訳が分からず戸惑うもどうせ相手は女好きで自分など都合の良い道具とかしか思ってないと最低な勘違いをしては小さく頷き「……綸は俺だけを愛してくれるから」と何も写さない真っ暗な瞳で無機質に呟いては兄の頬に冷たい口付けを落とし。
(一方で男達は相手を手放す筈もなく、薬の運びを続けさせると共にしつこく夜来るよう命じては《日本に帰れると思うなよ》と脅していて。
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