xxx 2014-12-29 00:12:16 |
|
通報 |
>桐崎
(ロビーにてしつこい程に謝罪する女達を不思議に思いつつも相手の気丈な振る舞いと二人きりでいられる嬉しさから何があったか深くは考えず上機嫌で街に出る。
やはり相手といるだけで心も身体も軽やかになるなとこっそり相手の顔を見ては自分の好きな穏やかな表情をしていることに密かに頬を緩め。
と同時に薄着のせいか鎖骨あたりに傷が透けて見えた気がして嫌な予感がし、いい雰囲気を壊すのは気が引けたが相手の手を引き脇道にそれると相手の身体を軽く壁に押し付け。
「…なあやっぱりこの前電話した時なにかあったんじゃないのか?」
(しつこいのは承知の上だが何かを隠されるのは嫌でやや強引に相手の服のボタンに手をかけるも寸でのところで『あれ、昼間の“化物”じゃん』という男達の声に阻まれ、ゆっくり振り返ると男達を強く睨みつけて。
『なんだよ其の目。てかお前そんな気持ち悪いのと一緒にいて楽しい訳?』
「…あんた等には関係ないだろ」
(こんな奴等相手にしてるだけで無駄だと相手の手を引き去ろうとするもすぐに囲まれては行く手を塞がれ一人の男に顔を寄せられて。
『お前此奴のこと好きなの?ならよした方がいいぜ。あの女達のこと本気みたいだから。“此奴には既に俺がいる”みたいなこと言ってたし愛し合ってるみたいだぜ』
『あ、俺、此奴が女と抱き合ってキスしてるの見たぜ』
(事実と出鱈目を混ぜて嘲笑する男達に一瞬相手を疑うも直ぐに考え直しては「誰があんたらの言うこと鵜呑みにするか。…俺は此奴のこと信じてるから」と自分自身に言い聞かすように述べて男達を強く見据え。
男達は思い通りに自分が騙せず舌打ちしては何か言い返そうとするもまだ相手に対する恐れがあるのか口元だけで相手を“化物”と蔑んでは、一人が持っていた酒瓶を相手の顔横すれすれに投げつけて苛立たしげに去っていき。
静けさが戻る頃、まだ不安な気持ちを捨てて相手に向き直っては怪我をしていないか確かめるように頬や髪を撫で「大丈夫だったか?………なんか言ってたけど俺はあんただけだから」と微笑み、相手を信じてこれ以上追求することをやめて。
「……お腹減った。…はやく行こう。また二人でいる時間邪魔されたくない」
(相手を見詰めて少しだけ屈ませると軽く目元に口付けしっかり手を取ってはスイーツ店に足を向けようと。
| トピック検索 |