xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(調理をしつつ青年が相手の首にまとわりつくのが目に入っては実は起きているのではと嫉妬するも相手が近づいてくれば直ぐに心和み。
ただ気遣ってくれているのが窺えれば申し訳ない気持ちになり早くこの恐怖を克服せねばと。
が、次に相手から発せられた提案に「え…」と声を漏らし、今は別の恐怖に打ち勝つ必要がありそうだと引きつった笑いを零して。
(ポトフを作り終えてはテレビの前の小さなテーブルの上に皿とスプーンを2つずつ並べ、拳三つ分あけて相手の隣に腰掛ける。
「…本当に見るのか?………いや、いいんだけどさ」
(思わず聞き直すも男で怖がりなんて知られたくないし、きっと小さい頃見たから怖かったんだと自分に言い聞かせては下を向いて怪しまれないよう再生される画面を見つめる。
どうせ二流の映画。こっちは成人してるんだと高をくくっていたが意外と怖い。というよりかなり怖い。
頼むから何か喋ってくれと思うがいつもおしゃべりな青年は寝ているしその寝息すら静かな部屋ではホラーに思えてきては変な汗が背中を伝う。
そして恐怖も最高潮という時、突如部屋の明りが消えてはヒッと小さく喉を鳴らし少し大袈裟なくらい肩を揺らして条件反射のごとく相手の手を握って。
『…プッ、菊ってばベタな反応~。そんなに怖かった?』
「…………綸。…別にびっくりしただけだし。…っていうかいつからそこに居たんだよ」
『えぇ、ずーーっと菊の後ろにいたよ?』
「……、…分かったからはやく電気つけろ」
『こっちのほうが雰囲気でるじゃん。ねえ繿?…あ、俺もポトフ食べる』
(そう言って部屋を暗くしたまま隣に押し入って来ては急に黙って映画を見だす兄。
喋ってくれていたほうが有り難いんだけど…と思いつつ、兄が座ったことで必然的に相手との距離が縮まり肩が触れ合ってはドキドキして映画どころではなくなり。
不思議と“恐怖”はない。手を握ったままだとも気付かず相手の横顔を自分の髪の隙間からこっそり覗いては、引き寄せられるように相手の頬に触れるだけの口付けを落としていて。
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