xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(全てを話してくれる相手に安心してその優しさに自分は随分甘えてしまってるなと申し訳無く思うも今はその優しさが心地よく素直に話して良かったと小さく微笑みを零す。
胸の重りが消えてスッと軽くなったような気持ちになれば相手の隣ですぐに眠りに落ち、怖いと言ったくせに背を向ける相手に擦り寄っては額を相手の肩辺りに当て「……繿」とゴニョゴニョ寝言を言っていて。
(翌日すっきりと目覚めの良い朝を迎えてはグッと伸びをして少し長い袖をまくっては洗面などを済ませ、起きてきた相手と共に食堂へ向かって。
待ち構えていたかの如く寄ってきた兄を抱き付かれる前に避けては兄があれという顔をして。
『なんだ。もう仲直りしちゃったんだ。ていうかそれ繿の服じゃん』
『いいなあ、兄さん、俺にも服貸してよ。むしろ頂戴。寝間着にするから。いい夢見れるだろうなぁ』
(完全に貰う気満々の青年は相手の腕を引いて隣に並ぶよう腰掛けては『兄さん暖かい』と密着して。
とても自分には出来そうにない行動だと寝ていた時のことは覚えていないためやや呆れ気味に見詰めつつ自分は相手の正面に座って。
その時、あの男子高生の友人がどこか怒った様子で此方に近付いてきて相手と自分を冷たく見下して。
『良いご身分ですね。人のダチ泣かせておいて公共の場で馴れ合いですか。よく出来ますよね。……彼奴もなんでこんな男好きになったんだか』
(小声で毒づき再び口を開こうとしたところ男子高生当人が慌てて友人を止めに来て。
『ちょっとやめてよ。俺が頼んだことだから先輩たちは悪くないよ』
『は?何言ってんの。先輩はお前の身体を弄んだんよ。しかも元サヤと寄り戻った瞬間電話無視だからな。お前それで昨日めっちゃ泣いてたじゃん』
『だから…いいんだって…俺が勝手に好意寄せてるだけだから…』
『………兎に角、俺は桐崎先輩も露木先輩も気に入らねぇ。……俺、知ってるんですよ。桐崎先輩が煙草吸っててバイトしてる不良ってことも露木先輩がたらしだってことも。……そんな汚い先輩達に此奴は汚されたんです。最後まで責任取ってくださいよ。此奴だけこんな想いするなんて不公平だ。だから先輩たち、別れてください』
『ちょ、ちょっと、何めちゃくちゃ言ってるの』
『…俺、本気ですから。…………ていうか先輩たち全然お似合いじゃないですよ。隣にいる“お友達”のが本当はいいんじゃないですか』
(冷たく嫌味を吐き捨ててはペコペコ頭を下げる男子高生の手を引き食堂を出て行ってしまい、あまりの剣幕と勢いに呆気に取られては数秒固まってしまい。
『なんかすごい子だね。…あれ絶対あの子のこと好きだからあんなに怒ってるんでしょ。そこまで悪い子ではなさそうだけど…厄介なことになる前にちゃんと片さないとね。あーいう子は好きな子の事になると変に突っ走るタイプだから』
(兄はどこか冷静にツラツラ並べては相手のヨーグルトをスプーンですくい『繿ー、お口がとまってますよー』と嫌がらせのごとく口の中入れようと唇を突いて。
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