xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(翌日、相手からのメールにあんな態度を取ってしまったから愛想つかされたのかと思い込み心痛めつつ兄と食堂へ向かう。
食堂に着くといつもの癖でつい相手の姿を探しては昨夜の男子高生と話す姿が目にとまり、また胸がチクリと痛んで。
『菊、放っといて行こう。俺と二人でゆっくりしろって言われたんでしょ』
「………」
(兄に手を引かれそのまま流されてしまっては心此処に在らずで兄が抱き着いてきても引き剥がす気力すらおきずに。
それでも食堂を出て行く相手の背中が見えてはこのまま疎遠になってしまう気がして、慌てて後を追うと相手の手を掴んで。
「……その、昨日はほんと御免…、勝手に疑って酷いこと言った。…ちゃんと謝りたいから二人で話す時間作って欲しい」
(相手の気も知らずに相手の嘘を信じることにしては一度ギュッと手を握ってから「…じゃあ返事待ってるから。…授業頑張ってな」と小さく微笑みそっと手を離して兄の元へ戻り。
(食後、一度アパートに戻ってからバイトへ向かってはいつも通り仕事をこなすも暫くするとあの男子学生達が来店してきて、店内を巡回していたところ突如肩を組まれ。
『よう露木。今日も朝から綸と仲良くイチャついてたじゃん』
『あ、そうだ。いいこと教えてやるよ。昨日桐崎が後輩とホテルに入ってくとこ見たぜ』
「……小テストあるから勉強教えてたって…」
『は?お前馬鹿なの。ホテルですることなんて一つしかないだろ。それにその後輩の学年、今日小テストなんてないとよ』
『それに今朝の後輩の辛そうなところ見ただろ?あれは絶対やってるだろ』
『あー、でもお前は慣れてるからそう言う感覚もう忘れちゃったか』
「…………用はそれだけか。だったら帰れ」
『うわぁ、お客様に“帰れ”とか言っていいの?』
(ケラケラ笑い言うだけ言って男子学生達が去って行っては、胸を締め付けるような痛みが残り無意識に親指の先を噛む。
相手を信じたい気持ちが揺らぐが全ては相手と話し合ってからだと言い聞かせバイトに集中するようにして。
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