xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(兄の誘いに本当は相手と食事したいと考えていたため迷うも、相手は青年と夕食を取っているだろうし邪魔しては悪いとそのまま兄に手を引かれ。
もう少しでレストランというところ、ホテル街がある二、三本奥の路地に見慣れた銀髪が横目に入った気がしてはそちらに目を向けるも、自分よりも早く相手の存在に気付いた兄に隠されて。
「…今、繿が…」
『繿?え、気のせいじゃない?俺もぽい人見たけど別人だったよ』
「…そっか」
(その場は頷き兄おすすめのイタリアンにて食事を取るも、自分が愛しい相手を見間違えるわけがなく脳裏に見知らぬ男子高生と並んで歩く姿が色濃く焼き付いていて。
『どう?美味しいでしょ。此処のシェフは本場で修行したから本格的なんだよ』
「へぇ…、」
『さっきから聞いてる?あ、菊、口にバジルついてるよ』
(そう言って自分が拭うよりも先に指で拭われては恥じらいもなく其れをなめとる兄に眉を寄せて全く冗談がすぎると溜息を吐き。
(ホテルの一室にて、相手の後輩がシャワーを浴びるころ相手のメールの着信音が鳴っては男子学生達が懲りずに嫌がらせを働き数枚の写真を送りつけ。
それはつい先刻兄が自分の手を引く姿とイタリアンで口元を拭われる写真で《一日中ずっと一緒だったぜ。やっぱり“化物”より愛想の良い人間のがいいじゃないの?》と。
丁度その時後輩が浴室から出てきては自分と同じ藍色掛かった髪を緊張した面持ちで触れながら『おまたせしました。……ほんとこんなことに付き合わせてすみません』と相手を見詰めさりげなく手を取り。
『…あの、俺……実は先輩のことが………』
(後輩は泣きそうな顔で何か言いかけるも言葉を飲み込み、なんでもないと首を横に振って『あの、…雰囲気出すために名前で呼んでもいいですか?』と上目遣いで尋ねて。
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