xxx 2014-12-29 00:12:16 |
|
通報 |
>露木
( 翌日、教室に充満する甘い香りに眉を寄せるもその理由さえ分からずに渡された箱をきょとんと見詰める。
考え込む様な表情をするのに一人の女子生徒が今日の日付を言ったのに漸く理解して。
丁寧に礼を言い、相手にも何か渡した方が良いだろうかと思うもののまさか自分が料理など出来る筈も無く。
大学には来てるのだろうか、相手の姿を探し大学校舎へと来た所で丁度相手にチョコを渡してる女子生徒達が見えては行ける雰囲気でも無く渋々諦めて。
大学校舎からの帰り道、ばったりと兄に出会しては兄の手にある紙袋に目をやる。
『菊に貰っちゃった』
( 嬉しそうにガムを見せて来る兄に単純だな、と思ってた所一人の女子学生が兄の腕を引いては目前でチョコを手渡して居て。
『くれるの??ありがと-』
『い…いえ!!!頑張ったんで…良ければ食べて下さい』
( パタパタと去って行く女子学生の背中を見詰めながら呼び出されてた事を思い出し慌てて屋上へと向かう。
自分と相手は付き合ってると言えるのだろうか、モヤモヤとしたのを抱えながら屋上への階段を登って。
( 屋上にて、渡された箱に丁寧に礼を言い話の途中にも関わらずにさっさと屋上を後にしては女子学生達に相手を取られまいと《昼休み空いてる??飯一緒に食わない??》とメールして。
授業を抜け出し学校の向かいのコンビニで立ち読みをしてた所、店頭に並べられるチョコが目に入っては何気無くそれを見詰める。
そこでふとクラスの女子が慌ててチョコを数個買いに来てはばったりと出会してしまい。
『繿君逆チョコ??誰に??』
「別に誰でも良いだろ」
『え-気になる』
「あんたは誰にやんの」
『あ、私はね-友達と-………その、露木先輩』
( 恥ずかしそうに俯く女子生徒に「ふぅん」と短く返事をしては結局手に持ってたチョコを買ってしまって。
| トピック検索 |