xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(ストラップを受け取り言われた言葉に擽ったげに小さく微笑んでは「ありがとう、俺も好きだよ」と答え、まだ一緒にいたいと思うもあまり引き止めてもしつこいかと玄関口まで見送る。
そこで何となく不安になり「また…会えるよな?」と相手をジッと見詰めては小さく首を横に振り「……旅行の話、考えておいてくれると嬉しい。またメールするから」とまだ距離感に戸惑いながら微笑み、また会えればと自分のマフラーを相手の首にふわりと巻き「おやすみ、気をつけてな」と軽く額に口付けて。
(翌日、目を覚ましては携帯につくストラップが目に入り小さく微笑む。
あたたかい布団の中からでると身支度を済ませ、教授から卒論の評価を受け取るために大学へと足を向けて。
教務課の扉を叩くとすぐに教授が現れてA4封筒を渡され『期限は過ぎていたが無事院に進めそうだぞ。あとは手続きだけだから早めにな』と。
とりあえずその場では笑顔で頷き、大学を離れては相手はいるだろうかと高校スペースに顔を覗かせると何やら女子の大群がそれぞれ綺麗な包みを持って相手に群がって『私が先に渡すのよ!』『想い込めて作ったから感想聞かせてね』と黄色い声で騒いでおり。
始め、何事かと思うも今日の日付と既に相手のロッカーと机の上に勝手に積み上げられる甘い産物達にあーなるほどと思えば、若干の嫉妬を抱きつつ邪魔になるだろうとひとまず退散して。
(昼、共同スペースで教授に渡された資料をぼんやり眺めていると兄が突如顔を覗かせ手を差し出してきて『菊、チョコ頂戴』と。
は?と思わず顔を顰めては、兄が片手に持つ紙袋いっぱいの包みを呆れ気味に見て。
「…もう沢山持ってるだろ」
『これは…子どもたちにでも上げようかな』
「……………」
『そう言えば道場はいつ行くの?俺も行きたいんだけど』
「…明日かな」
『あれ、なんか機嫌悪い?』
「……いや、別に」
(目を逸らしては先程相手を見た時明らかに本気の本命を思わしき女子高生が相手に手紙を渡すのを見逃さなかった。
今頃呼び出しに答えているのだろうなと嫉妬を抱きつつ、それとはまた違う複雑で微妙な気持ちでいては小さく溜息を吐き、いまだ差し出される兄の手に持ち合わせのガムを置いて。
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