xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 嫌われてなかったと言う安心感に包まれ、改めて相手に気持ちを伝え様とした所で相手と全く同じタイミングに受信音が鳴り響いては自分も携帯を取る。
兄からの明るい文章とは裏腹にその内容にサッと青ざめては咄嗟に自分の財布を取り出し持ち金を確認する。
出来る事なら行きたくない、自分は行かないと告げようとした時再びメールが届いて。
《絶対来てね》
( 絵文字が一つも無い文章から断れる雰囲気では無く髪をくしゃりと掴んでは相手に向き直り「…何か、…来いって言ってるし………行くか」と。
( 相手と共にカフェを出ては自宅への道を歩くも気は重く何を言われ何をされるのだろうかと。
人気が無いのを良い事に、隣に居る相手の手を取っては何とか自分を落ち着かせて。
自宅の玄関前、中々踏み出せずに居た所で扉が開き兄が満面の笑顔で出迎えて来て。
『さ、入って入って』
「綸………俺、………」
『大丈夫だから安心して』
( グイグイと手を取られては何時ぶりか綺麗に片付けられた部屋へと通され、リビングにて煙草を咥える父と目が合っては反射的に固まって。
『ほら、大丈夫だから座ってよ』
( 兄に促されるがままに父と向かいのソファーに腰を下ろしてはフローリングの床をジッと見詰めていて。
その数分後、懐かしい紅茶の香りが鼻腔を擽ってはゆっくりと顔を上げる。
何時か遠い昔に見た優しい表情の母親が目に入っては呆気に取られた表情をしてしまって。
『繿、この紅茶好きだったでしょ??』
( 名前を呼ばれたのは何年ぶりだろうかなんてぼんやりと考えてた所、父が相手に目を向けては以前相手が拾ってくれたタバコケースを取り出し軽くテーブルに投げて。
『手前が拾ったんだろ、一応礼は言ってやる』
( 見覚えのあるタバコケースを驚いた様に見詰めるも父の目線がこちらに来た途端強ばりまた金を要求されるものだと勘違いしてしまっていて。
「…父さんごめん、…俺今そんなに金無くて」
『……………』
「………足りない分は後から…」
『要らねぇと言った筈だ』
( 言葉を割った父の返答が理解出来ずに兄に視線を向けるも兄は困った様に微笑んでいて。
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