xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(男の言葉に一切怯まず冷たく見返しては、前に出ようとする兄を下がらせ一歩前に出ると男を強く睨みつけ。
「あんた…繿に何かしただろ?…どこへやった?」
『繿…?あー、あの糞餓鬼か。知らねぇよ。…つーか、こっちが質問してんだよ!さっさと希久の居所を吐け!!』
「…俺は知らない。……で、繿はどこにいる?」
『はっ、誰が教えるかよ。そんな態度取ってると化けもんがどうなるか分かんねぇぞ?』
(下品に笑う男に相手の身が危険だと確信しては一気に憎悪が沸き立ち、微かに能力が解放されては足元から風が沸き立ち頭の中で“力を貸してやる。其奴の額を捉えろ”と声が響き言われるがまま男の額に手をかざし。
瞬間、男の記憶が頭の中に早送りのごとく流れ込み相手の居る場所までの道筋が浮かび相手が痛め付けられる光景まで行き当たったところで記憶が途切れ。
初めの事にフラリと身体が傾くも何とか踏みとどまっては『何をした!!』と叫ぶ男を無視して兄の手を取ると一目散にその場から走り去り近場のコンビニに入って。
『急にどうしたの?』
「……あんたは安全な場所で待ってて、……もし、俺の帰りが遅い時は此処に来て欲しい」
(男の記憶の中から兄に乱暴するよう命令する光景も見たためこれ以上兄を傷付ける訳にはいかないと謝罪の気持ちを込めてギュッと手を握るも、最悪の場合を考えてはメモに相手がいるビルの名前を書いて兄に渡し止められる前にコンビニを駈け出して。
(コンビニを出て直ぐにタクシーを捕まえては読み取った記憶を頼りに道筋を指示して目的地へと向かう。
辿り着いたのは古びた雑居ビル。記憶を辿って裏口に周っては電気メーターの下から鍵を取り中へと静かに侵入して。
奥の部屋から厭らしい笑い声と鈍い嫌な音が聞こえて来ては込み上げる憎悪を抑え、息を潜めながらそっと顔を覗かせる。
そこには数人の男達に囲まれスタンガンで無理矢理目覚めさせられ乱暴される相手の姿がり、其れを見た瞬間血が逆流するように熱くなっては何かが自分の中に入ってくるのが分かり気付けば男達の前に出ていて。
『なんだお前は?……お前も“化物”と遊びに来たか?』
「……黙れ。……繿から離れろ」
『チッ、何だよ邪魔しに来たのか。餓鬼は引っ込んでろ!!!』
(罵声と共に相手を殴りつけていた鉄骨を振り上げられては一瞬怯むも身体が勝手に動き其れを軽々と受け止めていて。
『「…ぬるいな。この程度か。……それで?此処で反撃しても正当防衛ってやつになるんだよな?」』
(自分の中の誰かが勝手に喋っては“筋肉痛になっても文句言うなよ”と頭の中で笑い、自分ではまず出来ない動きで男達をいとも簡単に地に伏せさせていき。
『こ、この餓鬼、化物か…!!』
『「化物?光栄だな。褒め言葉として受け取っておくよ」』
(余裕の笑みで最後の一人を手刀で気絶させるとぐったりする相手にかけよりその身をそっと起こして『「…大丈夫か?すぐに助けてやれなくて悪かった。…もう大丈夫だからな」』と相手の銀髪を優しく撫で小さく微笑むと軽々と相手を抱き上げ、未だに感じる嫌な気配に憑依したまま早々に病院へ向かおうと。
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