xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( どれくらい眠ってたのだろうか、夢の中で自分と瓜二つの男に『何時まで寝てるつもりだ』と言われたのに僅かに眉を寄せてはゆっくりと目を開く。
久々の明かりの眩しさに顔を顰めるも自分を覗き込む兄や青年を目にしては軋む身体を無理矢理起こし威嚇する様に睨み付けて。
『ちょっと…どうしたの兄さん』
「煩ぇ!!!出てけ!!!」
『あ‐…兎に角説明するから落ち着いてよ』
「………っ、触るな!!!」
( パシッと兄の手を振り払いキッと睨み付けるも兄が『今度は菊が危ない状態なんだよね、ず‐っと繿の事看てたからさ。もうずっと何も食べてないし寝てない』と言ったのに目を見開いては動きを止めて。
相手の元に向かおうとベッドから起きようとするも身体中に激痛が走ってはのたれ込んでしまい。
情けなさに歯を食い縛り青年が車椅子を持って来るも「いらない」と告げて。
頭の中に『仕方無ぇな、これで貸しは二度目だ』と言う声が響き身体が軽くなっては考える隙も無く相手を探して走り出して。
( 病院内のロビーにてソファーに力無く座り込む相手を見付けては直ぐに駆け寄りその手を取る。
夢の中でもしっかりと伝わってた温もりは相手の物だったのだと気付くのと共に「…なんでだよ、………あんた俺を嫌ってるんだろ??」とか細く呟く。
閉じた目元に軽く口付けを落とし、触れるだけの口付けをしようとした所で医者が迎えに来ては自分を車椅子に座らせ相手を背負って。
病室に戻りながら「………あの、…そいつは…」と容態をさり気なく聞いては担当の医師に『激しい疲労と…ストレスから来たものだと思う。結構身体も衰弱してるし彼も入院しなければだね』と。
不運な事に知り合いならばと病室は一緒にされ、二人だけの空間になってしまえばどうしようと顔を顰め。
兄と青年が駆け寄るも未だに男達が加工した声を本物だと思い込んでいては心を開かずにいて。
面会時間が過ぎ青年と兄も帰っては、まだ瞳を閉じてる相手の元にゆっくりと歩を進め頬を撫でて。
眉を下げ自分のベッドへと戻り、相手が目を覚ました時自分と同室だなんて嫌だろうなと変な引け目を感じてはシャッとカーテンを閉めて。
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