xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 後一歩踏み出せば眼下のコンクリートの地面に打ち付けられるだろうと言う所、男の言葉に喉がヒクリと鳴れば相手を突き落とされるくらいなら自ら降りた方がマシだと下を見詰める。
必死に男の腕から逃れようとする相手にチラリと目をやり、流石に“遊び相手”だった自分の身代わりなど普通に考えてもごめんだろうと男の出鱈目だと言う事にも気付かずに納得してしまって。
『ほら早くしろよ、それとも露木にバトンタッチするか??別にそれでも構わないぜ??』
『まぁまぁ、よく考えろって。露木が死んだら露木の何人もの遊び相手が悲しむだろ??お前みたいな化物死んだって誰も困らないだろ??』
( 思考が纏まらずに呼吸を乱しながら唇を噛んでは「………俺だって………俺だって好きで化物なんかに生まれた訳じゃねぇんだよ!!!………ただ、………認めて………貰いたくて………」
『で??認めてくれる奴なんて居たのか??…あ、そういえばお前のお友達の赤髪の男なら“裏切り者”だぜ』
( 上手く加工し青年の声に似せた録音を流しては思考の乱れから本当に自分は一人だったのだと。
相手をジッと見詰めては自嘲の笑みを浮かべ「安心しろ、あんたを身代わりになんてしない。そしたら沢山の“恋人”が悲しむだろうしな、そうやって一生色んな男と遊んでれば良いんじゃねぇの」と敢えて蔑みの言葉を告げてはそのまま後ろに倒れ込んで。
呆気に取られた男達の顔に口角を上げてやれば不意に身体が軽くなり脳内に『馬鹿野郎』と自分に良く似た声が響いて。
ドシャリと音を立て地面に打ち付けられるも思ってたよりも衝撃は薄く。
眩しい青空を隠す様に自分と瓜二つの顔が覗き込んでは『俺に感謝しとけ。…ま、死にたかったなら迷惑だな』と。
「……………露木、……………あの男達から、……………助け」
『さっきの男達なら菊の事放ったらかして逃げてったぜ、あんたが馬鹿みたいな手取ったから』
「………そっか」
( あまり表情を変えない性格ではあったが安心した様に心からの穏やかな笑顔を浮かべては「………ちょっと、………寝る」と強がりを述べ意識を手放して。
( 男達は冷汗を流しながら逃げ出しては『今の…俺達何もしてないよな、彼奴が勝手に飛び降りたんだよな』と零して。
焦りや不安から校舎の壁をガツンと殴り付け、必死に自分を宥めようとして。
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