xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 相手からの信じられない言葉に頭が真っ白になり、男達と共に車に乗ろうとする相手の腕を咄嗟に掴んでは僅かに濡れる瞳で相手を見詰めて。
男達に寄り添う姿は演技には見えずに、ただ自分は愛する相手の“願い”を聞き入れなければと思い込む様にしては「ごめんな………、今まで。もう、…あんたの邪魔しない。付き纏わないから」と言い腕を引かれ車に入れられる相手を見送って。
青年の所に行こうともどうせ青年もいつかは離れて行くのかもしれないと思うと足が動かず。
刀を片手に路地裏のみを通り子供の頃、叔父の家を抜け出し遊びに来てた森に入っては木の下でぼんやりと刀を見詰めていて。
真っ暗な携帯に写る恐ろしい自分の顔、スウッと“人の顔”に戻るのを見詰めては嘲笑して。
ふと無意識に刀を持つ手に力が入っては以前見た幻覚に襲われる。
着物姿の“自分”が目前に現れ自分の顎を軽く持ち上げては『解けきれて無いぞ、…牙』と。
「もうこんなの沢山だ、………あんたが俺の家系での第一の能力者だろ??………あんたの所為だ」
『俺の所為??ふざけんな、俺だって好きでこんなんになった訳じゃない』
「……………」
『帰らないのか』
「帰らねぇよ、…どうせ赤城だって………みんな………」
『こっちの俺は随分と弱虫な様だ』
( 頬杖を付きつまらなそうに言う男が消えて行くのをぼんやりと見詰めては溜息を付き。
意識を集中させ能力を解放しては布に包まれた刀を咥え森の奥の洞穴へと訪れて。
洞穴の一番奥にて身体を丸めては刀を包むようにし、少し疲れたと目を細めて。
( その頃、男達は相手の反応に気を良くして車の中にも関わらず相手の首筋に顔を埋めて。
思い出した様に『まさか中学の後輩があんなだったなんてびっくりしたわ』と小さく呟く。
ふざけて大袈裟に身震いしてはゲラゲラと笑みを浮かべ相手の衣服に手を入れ背中に指を這わしては『ま、お前がいるんなら後輩虐めもほどほどにしてやるよ』とどこか脅迫地味た言い方をして。
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