xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>露木
( 相手が戻らないと言う電話に居ても立っても居られず叔父の家を出ては相手を探す。
駅やら街やらを駆け巡っても相手の姿は無く、小さく舌打ちをしたその時相手からのメールに気付いてはポケットから携帯を取って。
その内容に驚き、いつ相手が刀を盗ったのかと気になったがそんな事を考える余裕は無く。
正直家宝だなんて自分に取ってはどうでも良いが世話になった叔父を悲しませるのは後免だと。
( 指定の時間より早目に駐車場に着くも相手の姿は無く代わりに三人の男達に囲まれては眉を顰める。
よく見ればその中の一人は自分と同じ中学の先輩、また碌でもない事に巻き込まれるのかと。
『よ、久し振りだね‐。てかお前生きてたんだ』
「何の用で呼んだんすか」
『相変わらずムカつく顔してんのね。いやさ‐、お前中学の時に同学年の奴から化物呼ばわりされてたじゃん??真希ちゃんだっけ??お前の元カノ、あの子にも前に聞いた事合ったんだけど血相変えて逃げられてさ』
「さっきから何言いたいのか分かんないんすけど」
『俺等にも見せてよ、その化物の力。…お前の両親よりも上手く使ってやるから』
( 男との距離が一歩縮まった所で相手が訪れてはまさか相手と男達はグルなのかと勘違いして。
信じられないと思うも男達は慣れ親しい様子で相手と話しており。
「……………俺は………化物なんかじゃ」
『“人間”のフリすんの止めとけって。真希ちゃん可哀想にな‐…付き合ってた男が化物とかずっと騙されてじゃんか』
『早く見せろって、能力とやらを』
( 中学の時の事が頭をグルグルと駆け巡り呼吸を乱しながら地面を睨み付ける。
だがこの状況でもまだ相手を思い続けてる自分がおり、もし男達に逆らったら相手が何かされるんじゃないかと、相手はただ男達に言いくるめられてるだけなのではないかと言う都合の良い考えが浮かんでは素直に男達の言う事に従って。
しかし中々思う様に能力が解放出来ず、狼になりきれない無様な姿を晒してしまっては男達は距離を取り。
『うっわ、気持ち悪りぃ』
『これマジの奴じゃん』
( 男達の表情に蔑みを感じ取りわなわなと震える唇を噛んでは俯く。
相手が動く前に男は相手の腕をグッと掴むと『お前余計な事すんなよ。お前だってどうせ男好きの身売だろうが、見世物のこいつと何ら変わりねぇんだよ』と耳打ちし相手の行動を阻止して。
ぼんやりとした頭の中、駐車場に止まってた車の窓ガラスに写った自分に目が行ってはその気色悪さから狂った様な笑みさえ浮かんで。
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