苗菜 2014-12-20 22:59:06 |
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「ッ!何だって!?」
頭に血が上り、つかみかかった。驚いたアメリカはだじろいだが、負けじと叫ぶ。
「君の気持ちなんて解らないさ!だって俺は君じゃないからね!」
「イイ加減ニシロ!」
第三者の声が響いた。二人はそちらに顔を向ける。
「邪魔しないでくれるかな、クマ二郎さん」
穏やかな声色とは違って、刺があった。しかし、ためらうことなくクマ二郎は言った。
「オ前ラ互イノ苦労ヲ解ッテナイ」
「だから何だって言うんだい?」
明らかに不機嫌そうにアメリカは尋ねた。
「互イ苦労ヲ知レバイイ」
「「は?」」
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