風人 2014-11-27 06:43:01 |
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『ガンダムW』の小説は後半トロワの展開を除いたらおおむねテレビ版に沿ってる形。
ヒイロ達五人のガンダムパイロットと五人のガンダム開発者、トレーズとゼクスの思惑、リリーナ達ヒロインが戦争のなかそれぞれが目指す平和の在り方などが綴られる。
ヒイロ達は“勝利”そのものは目指してない。当初からOZだけを目的にいたずらに地球各地をやむくもに破壊してない。そのことが逆に彼らを苦しめる原因にもなりトレーズやレディ・アン、OZ上層部にも目をつけられる。
トレーズは彼なりに一時的にせよ“支配される平和”で地球や地球圏をおさめるけどガンダムパイロット達が自らを上回る思想の持ち主であるのに気づく。
ゼクスは後にミリアルドを名乗りコロニー親善大使となり地球とコロニーの架け橋になるも時すでに遅くコロニーはトレーズ、果てはOZ上層部の言いなりになってる有り様。
“平和”の中に潜む軍事の影にコロニーの大半は気づいてない。
『ガンダムW』は混迷してる宇宙コロニーの在り方もまた明確に書いてる。
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