土佐人 2014-11-24 06:43:24 |
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「先を見据えた、正しき道の選ばれんことを----」
そして、思いを振り切るように議場をあとにする。彼(クライン前議長)は重い足取りで、ホールへ続く階段を降りながら、ふと足を止めてそこに飾られた巨大な石を見上げた。
“エヴィテンス01”----この異星の生物から見て、自分たちはどう見えるのだろうか。
些細な差異しか持たない生物が、ふたつの陣営に分かれて戦うところを、この空想の産物としか思えない翼ある生物は、不思議に思って見るのだろうか。
それとも----銀河の彼方にある星で、彼らもやはり、戦っているのだろうか。
アニメ『機動戦士ガンダムSEED』小説 第三巻 本文 より
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