宇佐見警視は玉村警部補をにらみつける。 「玉村、てめえ、いったい誰の味方なんぜよ」 玉村警部補はうつむいて小声で答える。 「私は正義の味方です」 海堂尊『アリアドネの弾丸』34章 銃声の檻 本文 玉村誠 宇佐見壮一 より