henry 2014-11-03 20:57:23 |
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>和佳奈ちゃん
あっ、ごめん!…お邪魔します。
(まだ追っ手は近くにいるはずだ、その言葉に反射的に背後を振り返りきょろきょろと視線を彷徨わせ。自分のせいで相手を窮地に追い込ませられないと思い、自身も声を潜めて断りを入れてからこそこそと相手の隣に移動して身を潜め。隣に並んだのはいいが何か話さなければと思って小声でそんなことを尋ねてみて。)
…えぇと、今日は何部から誘われたの?
>蒼ちゃん
…!あ、あの、ありがとう…!よかったら手伝うよ、それ。
(自身の悪い癖を言葉で指摘され益々相手の目を合わせづらくなり。しかし、責める様な声音が変わった気がして恐る恐る視線を相手に向ければ、一瞬目線がぶつかるも直ぐすれ違い。どうやら自分を慰めてくれているようで。思いもよらないことであったのだが、普段冷たい相手からの言葉に嬉しさから笑顔になり。そして相手の手持ちの資料が気になって、勢いに任せてそう進み出て。)
>きらりちゃん
そんなつもりじゃあ…!、きらりちゃんごめんね。
(相手を元気づけるつもりが裏目に出てしまい。相手のつんとした態度にあわあわと焦り弁解するも空しく、どうしたものかと頭を悩ませ。相手の背中に向かって、いかにも申し訳なさそうな声音でそう言って。取り敢えず相手の顔色を窺ってみようと怖々足を踏み出して窓際に寄り。そのとき、ふと窓の外に何かが過ったのを視界に捉え―。耳が長くて桃色の物体、それがうさぎのぬいぐるみを象った喰魔だと気が付くのに数秒。目を見開き、喰魔が通り過ぎた方向を指差して。)
あっ、あれ!喰魔…かも。
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