-居場所-何もないモノクロに私はいる色は青色と水色と灰色と黄色それだけの世界『あっ』また雨が降り出した水色や青色が私を嘲笑っているようなそんな色だった分厚い灰色の雲その中に光る黄色の稲光灰色と黄色ははしゃいで私をけなしているような気がしたその中にぽつんと私がいる傘を差さずずぶ濡れのまま私は声をたてて泣いた大声で、まるで助けを求めるように私の声は届かない助けを読んでも誰も来ない